にじさんじ・弦月藤士郎&長尾景&甲斐田晴によるユニットVΔLZ(ヴァルツ)がテーマをもって挑むLIVE TOUR 2024「三華の樂」
2024.10.3(木)
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VTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」に所属する「弦月藤士郎」「長尾景」「甲斐田晴」そんな3人が組むユニット「VΔLZ(ヴァルツ)」がLIVE TOUR 2024「三華の樂」の大阪・仙台公演を9/21と9/29に開催した。
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横浜公演で各公演毎にテーマがあるとVΔLZから告げられていたが、驚くべきはテーマによるセトリの振り幅で横浜公演から続くこの2公演はそれぞれ違ったセットリストとなった。
まず、大阪のテーマは「カバー」。甲斐田が「この曲をやり切れるか本当に不安だった」と語るほどハードな振りを持つ「アイドルライフスターターパック」からはじまりファンをコールで盛り上げると、すぐさま「天ノ弱」へ。男性キーにアレンジされた原曲とは違うアンニュイな雰囲気を歌い上げるVΔLZに会場が引き込まれる。そこから暫くはVΔLZオリジナル楽曲を披露。「DAY BY DAY」はアコースティックVerとなっており、横浜公演の可愛らしい日常映像の演出からガラリとチェンジ。3人が美しい音色を軽やかなアコースティックギターと共に奏でると、その旋律が観客を魅了した。
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ソロコーナーでは長尾の「鬼ノ宴」からスタート。声に曲がマッチしていることもさることながら、演出で剣を取り出し二刀流になるとファンの盛り上がりは最高潮。最後には刀を槍へと変化させ、自身でも「久しぶりだった」と語る武器捌きで観客の心を鷲掴み。続く弦月は「The Bravery」を披露。弦月自身が「ファンのみんなに勇気を貰えたので、自分も勇気を与えたい」と話していたように、その日会場・ネットで観ていた全員に勇気を与えるような温かい歌声だった。最後の甲斐田は「名前を呼ぶよ」を全力で歌う。いつもはファンが甲斐田の名前を呼んでいるが、それに呼応するかのようにファンの名を叫んでいるような甲斐田の姿を会場はペンライトの光と共に見守った。
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この日もVΔLZのMCは絶好調。3人の巧妙な掛け合いも健在だが、本公演では甲斐田のコンタクトが外れるハプニングもあり、ライブならではの空気感をファンは楽しんだ。ソロが終わりライブ終盤に差し掛かると、甲斐田の「これからも応援よろしくお願いします!」の声に会場が返事をするかのように盛り上がる。ツアー3公演の真ん中の公演ではあるが、ファンもVΔLZも全力で関係性を育んだ温かなライブだ。最後はにじさんじ3周年記念プロジェクトの「虹色のPuddle」を披露し、ファンと笑顔のPuddleを作るとVΔLZは次なる公演と向かった。
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ツアー最終日となった仙台のテーマは「オリジナル」。ここまでの2公演とはガラリとテイストが変わり、蓋を開けてみるとほぼ全てがオリジナル楽曲とこれまたファンにはたまらないスペシャルなライブとなった。
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ライブが幕を開けると、まずはミニアルバム「三華の樂」の曲を中心に披露。会場を一気にライブの臨場感へ引き込むと、ソロコーナーを弦月が「neverland」「mermaid」で口火を切る。、甲斐田がMCで言っていたような、弦月らしい繊細な「いい意味で女性っぽい」艶やかな歌声にファンは酔いしれた。長尾は「クレマチスの祈り」「MIRROR」を披露。甲斐田と弦月はリハーサルと全然違うことを行う長尾に舞台袖で大変驚いたと言っていたが、それを感じないほど完成された堂々たるパフォーマンスであり、長尾のライブパフォーマンス能力を存分に発揮した曲だった。最後に甲斐田が「何色」「才能がないから何だ」を歌い上げる。弦月も長尾も圧巻のパフォーマンスだったが、締めくくる甲斐田も圧巻の一言。特に「才能がないから何だ」は自身が「魂を込めた」と楽曲について述べていたように仙台のパフォーマンスでも魂が入っていた。何かを悩める人に絶対に届いたような鋭い歌声をファンは聞き入った。
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ソロの後もVΔLZメドレーは続く。本ツアーでは披露されていなかった「浮世の演舞」「SHOOTING DELTA」も披露され、現地のファンのみならず配信勢も多いに歓喜に沸いた。
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アンコールではツアー総括として3人が思い思いに言葉を紡ぐ。長尾が「色々あったが、ツアーが出来て嬉しい。愛してくれてありがとう!」と語ると甲斐田は「ツアーは1人じゃ何も出来ないと実感するものだった。ファン、スタッフ全員に感謝しており、ライブが出来て幸せです。これからも進むぞ~!」とファンに頼もしい背中を向ける。最後に弦月が「ファンのみんながいたから地に足をつけて歩けます。ありがとう」と語る。きっと弦月のお陰で歩けるようになったファンも数多くいるだろう、ファンは温かな拍手で言葉を称えた。
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ツアーを締めくくったのは「Virtual to LIVE」「Hurrah!!」の2曲。甲斐田が「僕らはまずにじさんじである」と語ったように自身の所属する場、ファン全てに感謝がこもった2曲だった。VΔLZとファンの旅はこれからも続いていく。
文=田中諒
⒞ANYCOLOR, Inc.
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