中森明菜、早見優、河合奈保子にデビュー前の少年隊も!トップアイドルが顔を揃えた「レッツゴーヤング」真夏のステージ
2024.9.28(土)
フレッシュな歌と踊りで構成する若者向け音楽バラエティ番組「レッツゴーヤング」。1974年4月から1986年4月まで、毎週日曜日の18時から放送されていて、最新ヒット曲がたくさん聴けるということで高い人気を誇っていた。
太川陽介を始め、アイドルが司会を務めたり、「サンデーズ」という番組のオリジナルグループもいたりと、若い世代の人たちが一緒に作り上げている番組という印象も強かった。サンデーズには、田原俊彦、松田聖子も所属経験があり、2人はサンデーズを卒業した後には司会も務めていて、80年代前半における番組の看板的存在だった。
10月に歌謡ポップスチャンネルで放送される「#8」は1983年7月24日に放送されたもので、中森明菜、少年隊、早見優、河合奈保子らが出演している。番組序盤で、河合と中森が楽曲を交換して歌唱する場面がある。河合は中森のデビュー曲「スローモーション」(1982年5月リリース)を歌い、一方の中森は、河合がブレイクしたきっかけとなった「スマイル・フォー・ミー」(1981年6月リリース)を歌唱。2人とも歌唱力の高さに定評があり、どちらも"らしさ"を感じさせる歌い方で楽しませてくれた。
番組後半にはそれぞれ、自身の最新シングルを披露。中森は「少女A」でブレイクした後、「セカンド・ラブ」「1/2の神話」と、タイプの違う曲で表現力の幅広さを示していたが、この回では1983年6月にリリースした「トワイライト -夕暮れ便り-」をしっとりと歌い上げた。河合は同じく6月にリリースした13枚目のシングル「エスカレーション」を披露し、アップテンポの楽曲を心地よく跳ねる歌声で聴かせた。
早見は中森と同じ1982年デビューで、後に"花の82年組"と呼ばれる1人。幼い頃からグアムやハワイで育ち、英語が堪能なマルチリンガルという大きな特徴があった。デビュー曲の「急いで初恋」や1983年4月リリースの「夏色のナンシー」のような"夏"や"青春"を感じさせる楽曲が多く、この回で披露した1983年7月リリースの6枚目のシングル「渚のライオン」もテンポ感のいい楽曲で元気な歌声を聴かせてくれた。
少年隊(錦織一清、植草克秀、東山紀之)のレコードデビューは1985年12月の「仮面舞踏会」だが、1982年頃から"少年隊"として音楽番組に出演するなど活動を始めていた。ちょうどこの頃、植草がサンデーズのメンバーとして番組にレギュラー出演しており、この回では少年隊としてフォーリーブスのカバー「踊り子」を披露している。
岩崎良美は、1975年にデビューした姉・岩崎宏美に続いて、1980年2月にシングル「赤と黒」で歌手デビューした。加藤和彦、安井かずみ、大貫妙子といった錚々たるアーティストが楽曲提供した楽曲をリリースし、この回では尾崎亜美が作詞・作曲を手がけた14枚目のシングル「月の浜辺」を歌唱。この曲はもともと金井夕子が歌っていた「マヤマヤビーチ」という曲で、岩崎がシングルとしてリリースするにあたり、タイトルが変更された。
また、この回には山下久美子も出演している。1980年6月に「バスルームから愛をこめて」でデビューし、1982年4月に発売した6枚目のシングル「赤道小町ドキッ」が大ヒット。ハスキーでキュートな歌声とロック色の強いポップサウンドが山下の楽曲の特徴で、この回で歌った「こっちをお向きよソフィア」もヒットし、彼女の代表曲の一つになっている。
盛り上がっているアイドルシーン、そして山下久美子のようなロック色を感じるボーカリストの台頭など、当時の音楽シーンが垣間見える放送回だ。
文=田中隆信
放送情報【スカパー!】
レッツゴーヤング #8 真夏のトップステージ!
放送日時:2024年10月11日(金)20:00~
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
-
Number_iがデビュー1年目で「紅白」出場まで大躍進!生配信で目に焼き付けたい世界基準のパフォーマンス
提供元:HOMINIS12/19(木) -
7ORDERの気になる相関図を大公開!
提供元:HOMINIS12/16(月) -
純烈の7年連続出場の「紅白」と並ぶもう一つの夢が実現!元メンバーも登場した武道館ライブに密着
提供元:HOMINIS12/16(月) -
にじさんじのヴァーチャルホスト・不破湊がファンに届ける1夜限りのエンターテインメントステージ!
提供元:HOMINIS12/15(日) -
にじさんじ・三枝明那が1stソロライブでファンに伝えた熱い気持ち「ここで終わりじゃない、まだ続くんだ」
提供元:HOMINIS12/14(土)