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横田真悠、音楽に背中を押された経験を語る「音楽に奮い立たせてもらっています」

2024.6.25(火)

SixTONES・京本大我主演の映画「言えない秘密」が6月28日(金)に公開される。「映画 鈴木先生」「俺物語!!」「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」などでも知られる河合勇人が監督を務める本作。過去の出来事から思うようにピアノが弾けなくなってしまった音大生・湊人(京本大我)と、ある"秘密"を抱えた音大生・雪乃(古川琴音)がピアノの音色に導かれて運命的な出会いを果たすラブストーリー。

そんな本作において、京本演じる湊人の幼馴染・浅野ひかりを演じている横田真悠にインタビュー。湊人に思いを寄せ続けるひかりを横田はどのように演じたのか。音楽の思い出とともに語ってもらった。

――映画の出演が決まった時の心境を教えてください

「河合監督の作品が大好きでよく見ていたので、出演できることが決まってすごく嬉しかったです。河合監督とはずっとお会いしてみたかったので、一緒に作品を作っていけるんだとワクワクしました」

――本作は切なさもありつつ、見終わった後には心が温かくなる作品だなと感じました。実際に映像をご覧になっての印象はいかがでしたか?

「私は撮影中に2人の葛藤や悩みを抱えてる部分を見てなかったので、実際に映像を見た時に苦しくなってしまったんですけど、それが素敵に見えてしまうというのが今までにない感覚でした。そう思えたのは雪乃と湊人の存在だけではなくて、京本さんと古川さんの人柄のおかげでもあったのかなって。監督もすごく優しい方ですし、現場も穏やかだったので、そういうところでも温かさがにじみ出ているんじゃないかなと思います」

――映像としてもすごく綺麗な作品ですよね

「本当にそうですよね。それこそ台本を読んでも想像がつかない部分もありましたし、私は基本的に大学のキャンパス内での撮影が多かったので、こんなところに行ったんだってびっくりました。海も綺麗で、羨ましいなって(笑)」

――では、横田さん演じる浅野ひかりについての印象を教えてください

「自分の思いに素直に動ける女の子ですよね。でも、雪乃ちゃんの存在がなかったら、多分こんなに行動的になっていなかったと思います」

――ひかりは湊人の幼馴染という役どころでした。横田さんの京本さんとの距離感がすごく絶妙だなと感じたのですが、ひかりを演じる上でどのようなことを意識されましたか?

「私は幼馴染を好きになったことがないのでわからない部分もあるのですが、ひかりの湊人に対する気持ちって普通の人に対する好きという感情でもない気がしていて。きっと好き以上の何かがあると思うんですよ。でも、湊人は別にひかりに対しては特別な感情は抱いてない。そのすれ違いや違和感を抱きながら演じられるように意識しました。多分湊人に少しでも優しくされていたら、また違う感情になっていたと思います」

――今回の作品は音楽が2人をつなぐ大切なものになっていますよね。横田さんは音楽に心を動かされた瞬間はありますか?

「結構ありますね。音楽が大好きなので、オールジャンル聴くんですよ。音楽に助けてもらったり、奮い立たせてもらったことはよくありました」

――例えばどういうシチュエーションで聴くことが多いですか?

「自分では言わないですけど、努力をしていることって誰かにはわかっててもらいたい部分でもあるじゃないですか。自分に自信がなくなった時とか、自分のことを認めてあげられない時とかに聴くことが多いですね」

――そういう時はどんなアーティストを聴かれるんですか?

「Mr.Childrenさんの『足音 〜Be Strong』がすごくいい曲なんですよ。悩んでいる時にちょっとでもいいから頑張ってみよう、と背中を押してくれる曲です」

――本作にはショパンの楽曲も登場します。クラシック音楽は聴きますか?

「姉と兄が保育士なので実家にあるピアノで練習していたこともあって、ピアノに内蔵されてるクラシックを小さい頃は流しながら踊ったりしていたことはありましたね。でも、実家を出てからは自分から積極的に聴いたりとか、コンサートに行ったりしたことはないです。現場ではお二人がピアノの練習をしているのを聴いていたので、すごく懐かしいなと思いながら見ていました」

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします

「ただの恋愛映画ではなくて、音楽もすごく魅力的ですし、映像も本当に綺麗な作品です。『言えない秘密』を見ることによって、忘れかけていたものに気づけるんじゃないのかなと思うので、純粋に楽しみながら見てほしいですし、最終的にみなさんの気づきになる作品になっていたら嬉しいです」

取材・文=川崎龍也

映画情報

映画「言えない秘密」
2024年6月28日(金) 全国ロードショー