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「紳士とお嬢さん」のチ・ヒョヌの新人AD役が新鮮!イム・スヒャンとのロマンスも話題を呼ぶ「美女と純情男」

2024.5.24(金)

「美女と純情男(原題)」
「美女と純情男(原題)」

3月より韓国で放送を開始したKBSの週末ドラマ「美女と純情男(原題)」が好調だ。本作は、同じく高視聴率を記録したKBSの週末ドラマ「紳士とお嬢さん」(2021年)で「2021 KBS演技大賞」を受賞したチ・ヒョヌと、「私のIDはカンナム美人」(2018年)のイム・スヒャンがW主演を務めるロマンスドラマ。2人の初共演と波乱万丈のストーリーに注目が集まっている。

チ・ヒョヌといえば、2001年にバンド・The Nutsのギタリストとしてデビューし、2003年の「KBS公開採用オーディション」をきっかけに俳優活動もスタート。天才肌の人気ミュージシャンを演じた除隊後復帰作「トロットの恋人」(2014年)や、そこから8年ぶりのKBS作品となった「紳士とお嬢さん」を経て、今また"俳優チ・ヒョヌ"の原点と言えるKBSで「美女と純情男(原題)」に挑んでいる。

チ・ヒョヌとイム・スヒャンの初共演でも注目を集める「美女と純情男(原題)」
チ・ヒョヌとイム・スヒャンの初共演でも注目を集める「美女と純情男(原題)」

(C)KBS

「紳士とお嬢さん」を手がけた脚本家キム・サギョンとの再ダックでも話題の本作において、ヒョヌが演じるのは、"大監督になる"という夢を抱くADのコ・ピルスン。仕事への熱意みなぎる初々しい新人だ。ある日、トップ女優のパク・ドラ(イム・スヒャン)が出演する新ドラマ「直進メロ」が企画され、ピルスンはその制作部に配置されることに。

実は13歳の時に2人は運命的な出会いを果たしており、ドラの初恋相手はなんとピルスンだった。未熟で立場の低いADゆえ、ドラとの"再会"に気後れしてチームから外れようと試みるピルスンだったが、逆に"ドラ専任"の特命が言い渡されてしまう。一見、トップ女優とADとの"格差ロマンス"に見えるが、その実、複雑に絡み合う2人の刺激的なストーリーが展開されていく。

「美女と純情男(原題)」
「美女と純情男(原題)」

(C)KBS

くるくるパーマにラフな服装という、いかにもADらしいビジュアルがリアリティを増幅させているヒョヌ。見た目だけでなく、周囲の空気を察したり、臨機応変な対応を取る様子も自然で、「実際に放送局に毎日出勤して、働く方々を研究した」と制作発表会で明かした役作りが発揮されている。

時に反発しながらも、次第に距離が縮まっていくイム・スヒャンとのロマンスシーンも自然体で好感が持てる。

"ピルスン"は改名後の名前で、15年の間に顔つきも変わっていたことから最初は彼の正体に気付かないドラ。だがやがてピルスンが13歳で出会った初恋の人だと分かり、2人は時間を共にするうちに恋愛関係に。路地に逃げ込んでの美しいキスシーン、ドラに執着する御曹司との危険な三角関係、別れの危機を残り越えて深まる愛――様々なロマンス要素を、チ・ヒョヌとイム・スヒャンが初顔合わせとは思えない完璧な呼吸で情熱的に演じていて、心を掴まれる。

「美女と純情男(原題)」
「美女と純情男(原題)」

(C)KBS

ある出来事を機に一夜にしてどん底生活を強いられることになるドラと、愛する彼女の再起を図るために奮闘するピルスンの"人生逆転"を懸けたロマンスが、その後のストーリーの軸となっていく「美女と純情男(原題)」。これまでKBSドラマで様々なキャラクターを演じてきたチ・ヒョヌの新境地ともいうべき、新人ADの奮闘ぶりが痛快だ。

文=川倉由起子

放送情報【スカパー!】

美女と純情男(原題)
放送日時:2024年6月15日(土)21:10~
※毎週(土)(日)21:10~
※5月25日(土)18:30~第1話先行放送
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります