神木隆之介が困り顔を連発!盟友・杉咲花、「らんまん」コンビ・宮崎あおいとの共演も見逃せない映画「大名倒産」
2024.4.17(水)
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米アカデミー賞も賑わせた「ゴジラ-1.0」での主演をはじめ、日本を代表する俳優として話題作に引っ張りだこの神木隆之介。特に昨年は、牧野富太郎をモデルにした主人公を演じた連続テレビ小説「らんまん」なども記憶に新しいが、そんな大活躍の時期に主演したのが「大名倒産」だ。
WOWOWシネマにて5月4日(土)に放送される「大名倒産」は、直木賞作家・浅田次郎の小説を映画化し、莫大な借金を抱える小藩の藩主になった鮭売りの青年が、財政再建を目指すという時代劇コメディだ。
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(C)2023 映画「大名倒産」製作委員会
越後・丹生山藩の小四郎(神木)の前に、ある日、大勢の役人が突然現われ、徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎであることを告げる。先代藩主の実父・一狐斎(佐藤浩市)は隠居を決め、庶民からいきなり殿様になった小四郎だったが、実は藩に100億円もの借金を抱えており、返済できなければ切腹しなければならず...と窮地に。小四郎は様々な工夫でお金を作りつつ、賄賂や中抜きなど現代にも通じる悪行を暴く、胸をすく物語も同時に繰り広げられる。
主人公の松平小四郎は、商売は下手だが周囲の人に愛される"ザ・おひとよし"。その性格ゆえにまさかの事態に直面する"巻き込まれ系プリンス"というキャラクターで、神木は「無理だよ〜」と半泣きでうろたえたり、「はぁ?」「えぇぇ!」と顔を歪めながら絶叫したりと、困り顔を連発。コミカルな演技の連発で小四郎のチャーミングな人柄を表現していく。
コミカルな演技に加え、策略をめぐらし小四郎を貶めようとする実父に対する怒りに満ちた眼差しや、民のことを思う真剣な表情など、"正義漢"な一面も表現。悪を成敗していく姿は快活だ。
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(C)2023 映画「大名倒産」製作委員会
そんな小四郎を支える周囲の人物も豪華なキャストが演じており、穏やかな語り口での「らんまん」のナレーションが好評を博した宮崎あおい(※「崎」は正しくは「立さき」)が小四郎の母・なつ役で出演。優しく見守る母の存在感が印象的で、この親から育ったことが伝わってくる親子の関係性は「らんまん」ファンも必見だ。
さらに、殿となった小四郎が江戸の町で偶然再会する幼なじみのさよを演じるのは、過去に多数の作品で共演を果たしてきた杉咲花。金を工面しようとアタフタする小四郎を画期的なアイデアでサポートするさよとの漫才のようなコミカルな掛け合いなど安定感抜群。互いを「神様」「花様」と呼び合うというナチュラルな関係性が演技にも反映されている。
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(C)2023 映画「大名倒産」製作委員会
どのキャラクターも時代劇コメディならではの、現代劇ではあまり見られないような演技や役どころも新鮮。鼻垂れでうつけ者の兄・新次郎を演じる松山ケンイチ、すぐに切腹の作法を小四郎に叩き込もうとする生真面目な家臣の平八郎役の浅野忠信、「お主も悪よのう」を地でいく実父・一狐斎を演じた佐藤浩市など、豪華キャストのコミカルな演技も必見だ。
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(C)2023 映画「大名倒産」製作委員会
多彩なジャンルで存在感を発揮している神木隆之介。振り切った演技を披露した「大名倒産」での抜群のコメディのセンスを見れば、彼が様々な作品で重宝される理由が分かるはずだ。
文=HOMINIS編集部
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