「声優ラジオのウラオモテ」で共演の伊藤美来&豊田萌絵が明かす意外な一面「面白いって言われたい!」
2024.4.8(月)
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「第26回電撃小説大賞」で大賞を受賞し、「読書メーター OF THE YEAR 2020」ライトノベル部門で第1位を獲得するなど話題を呼んでいる「声優ラジオのウラオモテ」のTVアニメが2024年4月より放送される。本作はアイドル声優として活躍し、同じ高校のクラスメイト同士でもある歌種やすみ(本名:佐藤由美子)と夕暮夕陽(本名:渡辺千佳)が、性格が合わず喧嘩ばかりの日々を過ごしながら、ラジオ番組の収録に奮闘する姿を描く青春声優エンタテインメント。
本作で主演を演じるのが歌種やすみ役の伊藤美来と夕暮夕陽役の豊田萌絵だ。ユニット・Pyxisとして活動するなど、普段から仲が良いことでも知られている二人。今回は伊藤と豊田に、作品の印象やキャラクターを演じるうえで意識したこと、世間からは知られていないお二人の意外な一面ついて話を聞いた。
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――お二人は本作にはコラボラジオから関わっていますが、アニメの台本をもらった時はどのような心境でしたか?
伊藤「私たちはアニメ化が決まる前からラジオや朗読劇、オーディオブックなどで作品に触れてきたので、アニメの台本を読んだ時に『原作に忠実に流れていくな』と感じました。原作の細かな描写やキャラクターの感情の動きも丁寧に再現されていて、原作へのリスペクトを感じました」
豊田「元々原作を読んできたので、満を持してアニメ化することが決まってすごく嬉しかったです。台本を読んでみるとト書きとかに細かく書いてあって、映像が想像しやすかったです。文字だけではわからなかったところとかも『あ、ここってこういう感じになってたんだ』みたいな新しい発見もあって楽しかったですね」
――伊藤さん演じる歌種やすみ(佐藤由美子)と豊田さん演じる夕暮夕陽(渡辺千佳)はそれぞれギャップのあるキャラクターですが、役への印象や魅力を教えてください。
伊藤「歌種やすみは清楚で可愛くて元気なキャラクターなんですけど、裏は佐藤由美子という生粋のギャルで、みんなにも優しくフレンドリーで嫌味のないキャラクターなんです。ギャルと言うと、外見を着飾ったりメイクが上手だったりというイメージが強いんですけど、そういった世間が思うギャルとは異なっていて、すごく真面目で自分の芯を持っている子です」
豊田「今をときめくおっとり可愛い女性声優の夕暮夕陽は、裏は根暗で口が悪い渡辺千佳というギャップが面白いなと最初に思いました。客観的に見ていて思ったのは、圧倒的に千佳よりも由美子の方が精神的に大人なんです。私も千佳に対して『なんでそんなこと言うんだろう』と思う時が多々あって。千佳は自分の方が由美子よりも大人だと思い込んでいるけど、客観的に見ると千佳は稚拙な部分があるので、そこを意識して演じていましたね」
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――素の姿から声優モードへの切り替えがすごいですよね。それはやはり声優として活動しているお二人からすると共感できる部分だったりするのでしょうか?
伊藤「やっぱり目の前にマイクがあるとちゃんと喋らなきゃっていうモードになります。歌種のようにキャラを作るかって言われると、そうではないかもしれないですけど(笑)」
豊田「ラジオに関して言うと、私はオフのままずっとやっている感じですね。特に美来と一緒にやるラジオ番組だとスイッチは入れていないかもしれないです」
伊藤「確かにそうかもしれない。でも、そうは言ってもちゃんとラジオ用のマインドになっている気がします。実際にはちゃんとマイクに乗る声で喋っていますし、素早い頭の回転をしているなと感じることが多いですね」
――無意識に切り替わっている?
豊田「それはあるかもしれないです(笑)」
――演じるうえで意識されたことはありますか?
伊藤「声優をやっているからこそ、辛い経験も楽しい経験も含めて由美子の気持ちがすごくわかるので感情移入してしまうことが多くて。演じている中で辛くなってしまうこともあったので、常に由美子の人生を生きてるんだと自分に言い聞かせながら演じました。自分とも親和性の高いキャラクターだったので、そこの塩梅が難しかったですね」
豊田「お芝居が上手な設定のキャラクターなので、みんなから上手いと思われる演技をしないといけないというプレッシャーはありました。自分も同じ声優だからこそ、感情移入できることもあったので、千佳と心情を重ね合わせながら演じることを意識しました」
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――お二人はユニット・Pyxisとして活動されているだけではなく、「BanG Dream!」などでも共演されていますが、今回の撮影現場はどのような雰囲気でしたか?
伊藤「今回は周りを見る余裕はあまりなかったくらい大変な現場でしたね。でも、萌絵さんはほんとにコミュ力が高いので、新しく現場に入ってくるキャストの方にも、満遍なくお話されていたイメージがあります」
豊田「確かに皆さんといろんな話で盛り上がってたかもしれない(笑)。私は喋るのが好きなので、質問したいことがあったら先輩にも話しかけに行ってしまうんですよ。とにかく和気あいあいとしていた現場でしたね」
伊藤「いろんな世代の声優さんが来るので、当時の声優事情を聞くのがめっちゃ楽しかったです」
豊田「毎回為になってました(笑)」
――ちなみに、お二人には世間には知られていないギャップはありますか?
伊藤「少なからずありそうな気がします(笑)」
豊田「少なからずあるよね」
伊藤「でも皆さんはやっぱり優しいので、私のことをすごくいい子だと思われている気がする......」
豊田「実際にすごくいい子ですし、みんなからも天使みたいな扱いを受けることが多いんですけど、実際の美来はめちゃめちゃ面白いんですよ。面白いワードとかツッコミとかを結構するんですけど、私以外にそのツッコミをできる場がないらしくて。私はもっと美来は面白いんだよっていうのを皆さんに知ってほしいです!」
伊藤「みんな天使とか可愛いとか言ってくれるんですけど、面白いって言われたい!(笑)」
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――豊田さんはいかがですか?
豊田「私はそんなにない気もするんですけど、SNSとかだけ見てる人だとびっくりするかもしれないですね。実際に喋ってみたら思っていたのと違うって言われることは多々あります」
――あ、言われるんですね
豊田「よく言われます。ファンの人に限らず、仲良くなった業界の友達とかからも、会う前とイメージ違うって言われますね」
――そう思われることに対してはどう思っているんですか?
豊田「シメシメって感じです。そうでしょそうでしょうって(笑)。決して狙っているわけではないんですけどね」
取材・文=川崎龍也
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