金子ノブアキが映画「マッチング」で共演した土屋太鳳&佐久間大介の印象を明かす「同級生だったら仲良くなっていただろうな」
2024.2.20(火)
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金子ノブアキが、2月23日(金)に公開予定の映画「マッチング」に出演する。同作品は"出会うはずのなかった二人が巡り合う"、マッチングアプリを題材に展開される新感覚サスペンス・スリラーで、金子は土屋太鳳演じるヒロインに優しく寄り添う影山を演じる。
ウエディングプランナーの仕事が充実している一方、恋愛に奥手な輪花(土屋)は、同僚に半ば強引に勧められたマッチングアプリに登録する。マッチングした吐夢(佐久間大介)と待ち合わせると、現れたのはプロフィール写真とは別人のように暗い男だった。一度デートしてからというもの、「次いつ会えますか?」という連絡が止めどなく続き、恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山(金子)に助けを求めることに。同じ頃、"アプリ婚"した夫婦が惨殺される悲惨な事件が連続して発生する...。
今回は金子にインタビューを行い、最初に台本を読んだ時の感想や演じる上で意識したこと、土屋、佐久間の印象などについて語ってもらった。
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――内田英治監督によるオリジナルストーリーですが、最初に台本を読んだ時の感想は?
「一読しただけでは分からないことが多過ぎて、監督を質問攻めにしました(笑)。あえて詳細まで描かず(ストーリー上では)宙ぶらりんになっているところやキャラクターの心情など計り知れないところが多かったので、監督がどういう作品にしたいのかというところも含めて、いろいろとお話させていただきました」
――金子さんにとって監督に質問するというのは珍しいことなのですか?
「いえ。聞きたいことは聞くし、違うと思うことは違うって言わせていただきますね。俳優部の仕事って、僕がいろいろやっている活動の中で"サポートミュージシャン"が一番近いんですよね。発注があって、ディレクターがいてプロデューサーがいる制作陣の中でレコーディングして、その後は編集にお任せして、後で出来上がったものを見る、という。発注に基づいてやってみて、自分の感覚では『これは違和感があるな』というものでも、信じて飛び込んでやってみることで『大丈夫だったね』ということがある。だから、セリフ1つ1つに納得がいかなければ適宜意見交換をさせて頂くことがありますね」
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――演じる上で意識したことは?
「サスペンスものなのでなかなか最後まで言いづらい部分があるんですけど(笑)、影山を掘り下げていくと過去に囚われているというか、少年のままなんですよね。そういったところから"すごく優しく見える人"。真面目で優しいんじゃなくて、子供の頃から変わっていないからそういうふうに見えている、という感じが伝わればなと」
――今作での土屋さんの印象は?
「太鳳ちゃんとは共演経験もあって、僕は本当にあてにして寄りかかって『お世話になりました!』って感じです(笑)。彼女は本当にタフなアスリートなので、彼女だったら全部預けちゃっても大丈夫だから、僕が言うのもおこがましいですけど、本当にやりやすくて助けられました」
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――初共演となる佐久間さんの印象は?
「なかなか一緒のシーンがなかったのですが、すごく気が合うというか、ノリが合うなと。一緒のシーンが立ち回りのあるシーンだったというのもあるかもしれないですが、現場ではよく喋ってふざけながら周りを盛り上げて自分自身の集中力も上げていく感じで、僕もそういうタイプは好きだから、同級生とかだったら仲良くなっていただろうなという印象でした。実は撮影の時にけがをしていて動きに制限があったのですが、すごくフォローもしてくれて本当に助けられました」
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――影山は「古い物が好き」というキャラクターでしたが、金子さんの趣味や好きな物は?
「運がいいことに好きな物が全て生業につながっているのですが、やはり音楽かな。サブスクになってから楽しみ方がいろいろ増えましたよね。古いものも新しいデバイスで見たり聴いたりすることができて、その上で『レコードで聴こう』とか『映画館で観よう』とか、アナログとデジタルの境界がすごく曖昧になっているのはすごくいいなって感じています」
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――マッチングアプリを題材にした作品ですが、マッチングアプリについてどのようなお考えをお持ちですか?
「良し悪しだと思っていて、これまで一歩踏み込めなかった人たちが踏み込みやすくなっている部分があると思うし、一方で女性だったり子供は気を付けないといけなかったりすることもあると思う。昔だと、電話を使って出会うサービスがあって、良くないことも起こって...ということもあったわけで、要は"良い""悪い"ではなく、"良い"部分を伸ばしていったらいいんじゃないかなって思います。ただ、僕は全く使ったことがなかったので、今回の作品は本当に勉強になりました(笑)」
――最後に作品をご覧になる方々にメッセージをお願いします。
「ネタバレ厳禁なのでなかなか語りづらいところもあるのですが、『どうせこうなるんでしょ?』って思って当たってるところもいっぱいあると思いますし、それだけでは計れないドロッとした内田監督っぽいところもあって、本当に楽しめると思います。特に、太鳳ちゃんと佐久間くんのファンの方々は間違いなく満足していただけると思いますので、そこに関してはご安心ください(笑)」
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撮影=皆藤健治 取材・文=原田健
ヘアメイク=竹内未夢(VANITÉS) スタイリスト=上井大輔(demdem inc.)
▼衣装クレジット
ジャケット¥72,600、Tシャツ¥11,000、パンツ¥31,900/全てLAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN SHINJUKU 03- 6457-7957)
靴/スタイリスト私物
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