元・星組トップスター紅ゆずるが「俳句先輩」を演じた感想を語る「多分、本当の私とは全然違う感じですね」
2023.2.28(火)

圧倒的なビジュアルと、温かな笑顔と歌声、気さくな人柄で多くのファンを魅了してきた元宝塚歌劇団星組トップスター・紅ゆずる。退団後も、舞台を中心に活躍をみせている彼女が、3月27日(月)より放送される日テレプラス・ひかりTV共同制作によるドラマ「俳句先輩」でタイトルロールの俳句先輩役を演じることが決定した。

原作は人気俳人・堀本裕樹の「春夏秋冬 雑談の達人」。区役所の若手職員の部署に、特命リーダーとして移動してきた、俳句をこよなく愛する「俳句先輩」を時にエレガントに、時にコミカルに演じている。今回、放送を前に紅にインタビューを実施。作品への印象などを聞いた。
――オファーをいただいた際の率直な印象をお聞かせください。
素直にとっても嬉しかったです。原作となる「春夏秋冬 雑談の達人」では、私が演じる俳句先輩は男性なのですが、このドラマでは、完全に女性なんです。でも、性別は気にならない設定になっていて。 私の中の俳句先輩のイメージは「カッコ良いって言われているけれど、ハンサムに振りすぎない、女性からも憧れられる存在」という風に感じています。
――「女性だけどジェンダーレスな存在」「プライベートでは大阪弁」など、紅さんと多くの共通点がある俳句先輩ですが、すんなりと役作りできたのでしょうか。
今まで、いろいろな役を演じさせていただいた中で「この役は、紅さんですよね」とか思われることもありましたが、そんな役は何一つなくて、今回の俳句先輩もそうです。そのまま演技に表せられたら、皆さんが「紅ゆずるっぽいな」とおっしゃっていただけるような役ではあると思うのですが、「紅ゆずるさん、あんまり役づくりせんでよかったやん」っていう風にはならないんですよ。先輩の魅力を存分に出せるように努めます。おそらく、本当の私とは全然違う感じですね。
――俳句先輩が一緒に暮らしているネコ・こよみを、着ぐるみをきた俳優さんが演じられるとのことですが。
私が猫アレルギーだということが大いにあるんですけど、本物の猫ちゃんと共演するのが難しいということが功を奏している気がします(笑)。どなたがこよみちゃんを演じられるのか、ぜひ楽しみにしていてください!
――紅さんは、宝塚音楽学校の面接で俳句を披露されたというエピソードをお持ちだとお伺いしました。

そうなんです。実は、父親が俳句に少し興味がすごくあるんですよ。でもその影響というより、試験前のひらめきで音楽学校の面接の時に俳句を詠みました。動いたり、歌ったりするのは、試験の中でたくさん見せているので、「歌います!」って言っても、「もういいから」と絶対断られると思うんですよ。でも「俳句を披露します!」って言ったら「えっ!?俳句?」と興味を持ってもらえるし、五七五なので、時間を取らせないじゃないですか。だから断られにくいし、自分の気持ちをダイレクトに伝えられて、聞いてる人もすっと耳に入ってくるかなって思って披露したんです。でも、改めて振り返ると、本当にやっといてよかったし、こうして俳句をテーマにしたドラマのお仕事もさせていただけるようになったので、あの時勇気をもって俳句を披露してよかったな、と改めて思いますね。
――今年で芸能活動20周年を迎えられますが、今のお気持ちをお聞かせください。

お仕事のお話ですと3月5日には、山里亮太さんの「宝塚男子になってもいいですか?」のリアルイベントに、メインゲストとして参加させていただきます。いつも呼んでいただいて、山里さんには感謝です。宝塚を退団しても、山里さんをはじめ宝塚を愛する人や仲間など宝塚を語れる人がいるというのは幸せなことだと思います。イベントではそんな想いの丈を笑いに乗せて行けたらと思います。
――「俳句先輩」の放送を楽しみにされている皆様へメッセージをお願いします。
俳句というと、敷居が高いイメージがあったり、文学的なことや昔の歴史とかよくわかっていないと馴染めないものだと思ってる方も多いと思うんです。でも、本当に身近にあるものが季語だったりするので、ご自身の生活を大きく変えることなく、普段の生活に寄り添う形で俳句は共存していけるものだとすごく思っています。その共存している様子を表したドラマが「俳句先輩」だと思うんですね。なので、無理やりくっつけたとかいう感じでもなく、すごくスムーズにナチュラルに見ていただけると思います。また、私もドラマを機に俳句を楽しみながら、きっちり季語を勉強しようかなと思ってるんですけど、皆さんにも、俳句を知ることプラス季節に寄り添う豊かな生活のきっかけになるようなドラマであればいいなと思います。ぜひご覧下さい。
文・写真=中村実香
ヘアメイク=miura
スタイリスト=藤村陽子
-
ムロツヨシがコミカルな雰囲気を封印し、硬派な刑事を演じた作品「連続ドラマW 雨に消えた向日葵」
提供元:HOMINIS2/24(月) -
若かりし玉置浩二が怪演!単なるホラーにとどまらない映画「プルシアンブルーの肖像」
提供元:HOMINIS2/24(月) -
ソン・ジュンギの貴重な生歌唱や黒歴史のダンスも...!愛する妻子や心境の変化を率直に明かした、キャリア初の音楽トーク番組が反響
提供元:HOMINIS2/22(土) -
中山美穂が演じるドジで控えめなヒロインが魅力的!ドラマ「すてきな片想い」
提供元:HOMINIS2/22(土) -
SEVENTEENのHOSHIが漏らした意外な本音も...?BSS(ブソクスン)が盟友イ・ヨンジと繰り広げた最高のショータイムに喝采!
提供元:HOMINIS2/22(土)