永山瑛太、映画「身代わり忠臣蔵」でムロツヨシと20年ぶりの共演!「映画を通して"ムロツヨシ"を堪能していただけたら」
2024.2.9(金)
ムロツヨシが主演を務める映画「身代わり忠臣蔵」が2月9日に公開される。同作は「超高速!参勤交代」や「引っ越し大名」といった大ヒットコメディ時代劇を手掛けてきた土橋章宏による小説「身代わり忠臣蔵」(幻冬舎文庫)が満を持して映画化。嫌われ者の旗本・吉良上野介(ムロツヨシ)が、江戸城内で赤穂藩主に斬られる事件が発生し、吉良家家老・斎藤(林遣都)が、吉良上野介の弟・孝証(ムロツヨシ)に身代わりを懇願するところから始まる時代劇エンターテインメントだ。
同作でムロツヨシ演じる孝証とタッグを組んで幕府をダマして討ち入りを阻止しようとする大石内蔵助を演じたのがムロツヨシとは20年ぶりの共演となる永山瑛太だ。今回は永山にインタビューを行い、時代劇を演じる上で意識したこと、『サマータイムマシン・ブルース』以来の共演となるムロツヨシの印象などを語ってもらった。
――実際に映画をご覧になっていかがでしたか?
「現場で起きていたことや感じていたことが、完成作を見た時に映ってるか映ってないかは一度見ただけではわからなかったんです。でも、ムロくんのコミカルさの中にあるどこか儚い感じが映っていて、そこは特に感動しましたね。人それぞれ感じ方は違うと思うんですけど、僕なりにムロくんの生き様を感じました。僕自身はもうちょっと内面をお芝居として表に出してもよかったのかなと思ったりもしましたが、僕はただ川で溺れてた和尚を助けただけで、立場も何も知らない状態で物語は進んでいくので、これくらいの感覚でいいのかなと思いながら演じました」
――永山さんが演じられた大石内蔵助は赤穂藩の家老でありながら腰抜けという役ですが、役に対してはどのようにアプローチされましたか?
「今までも先輩方が演じられてきた忠臣蔵という作品は歌舞伎やテレビなど触れ方は様々で、世代によって捉え方はきっと違うと思います。今回に関しては史実をあまり深く考えずに、自分が演じる大石内蔵助よりも、ムロくんがどう演じるか、演じ分けるかみたいなところに着目している時間が長くて、自分の役を考える余裕がなかったというのが正直なところです。もちろん準備はしましたけど、台本を読んでみると、ムロくんがどういう表現をするかというところに全てかかってるといいますか、そこが面白さだと思ったんです。なので、僕はムロくんに身を任せるじゃないですけど、ムロくんをどう引き立てるのかを常に考えて演じていました」
――演じていて大変だったことはありますか?
「本作の大石内蔵助は今までに作られた作品の中でも、特に描かれ方が違っていて、情けなさとか武士としての威厳のバランスをどう崩すのかが大変でしたね。ただ、時代劇というお芝居のある形式みたいなものを、どれくらい砕けさせていいのかというのは、監督に細かくアドバイスを受けたというより、自分で試行錯誤していく中で見つけていきました」
――共演されたムロツヨシさんとは『サマータイムマシン・ブルース』以来、約20年ぶりの共演となりましたね
「ムロくんと出会ってから20年近く経って、ムロくんはこれまで違った道を歩いてきたのかもしれないけれど、年月の短さを感じました。あっという間にこんなとこまで来てたんだなと、一瞬で駆け抜けてきたような感覚もありました。実は完成した映像を見終わった後に、ムロくんに『本当に素晴らしかった』ってすぐメールしたんです」
――土橋さんの描く時代劇は現代に生きる人たちのヒントになるものとか、共感できるものが多いというのがひとつの魅力だと思います。大石内蔵助はリーダーという立場ですが、永山さんが考えるリーダー像を教えてください
「リーダーっぽくない人がいいんじゃないですか。少し抜けているというか。そういう人だと周りが『これはちゃんと考えなきゃいけないのかな』という気にもなってきますよね。1番いいのは『SLAM DUNK』の安西先生みたいな人だと思います。ただ単純に優しいとかではなくて、具体性を持たずに、ある空気の中でいい方向に促してくれる人。普遍的な言葉を言っているのに、それがずっと胸に引っかかって記憶に残るんです。それが僕の考える理想のリーダー像です。それで言うと、失礼かもしれないのですが、河合監督はまさにそういう方でした。フワッとした雰囲気の方で、具体的な指示やピリピリした緊張感を出さないですし、何でも受け入れてくださったんです」
――本作では京都と奈良、滋賀で撮影が行われましたが、実際に訪れてみていかがでしたか?
「今は東京に暮らしているので、京都とか奈良とか、琵琶湖周辺などの都会から離れした自然に囲まれた環境で撮影すると、ストーリーの中に入り込みやすいですよね。近代的なものがあまり目に入ってこない感覚が新鮮で現実離れした感覚になります」
――永山さんはそういった歴史のある街にはプライベートでも行かれるんですか?
「行きますよ。昔住んでいた板橋には貝塚があってよく見に行ったりしていたので好きですね。パワースポットも一度行きましたけど、確かに体がビリビリしました(笑)」
――確かにパワースポットは言葉では表せない感覚になりますよね
「そうですね。10年くらい前には1人でよく山登りをしていたのですが、山の中には樹齢が100年近いような木々がたくさんあるんです。そういう環境下に置かれると、何か神秘的なものをいただいているなっていう感覚がしますよね」
――最後に映画をご覧になる方にメッセージをお願いします
「時代劇作品ではありますが、実際に見てみると意外とライトに楽しめる作品になっていると思います。ムロくんの1人2役というところが今回のとても面白いところだと思いますし、演じ分けという部分でしっかりと異なる人物像が表現されているので注目してほしいです。映画を通して"ムロツヨシ"を堪能していただけたら嬉しいですね」
取材・文=川崎龍也
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