野村周平が映画『サイレントラブ』での山田涼介&浜辺美波との和気あいあいとした撮影秘話を語る
2024.1.25(木)
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野村周平が出演する映画『サイレントラブ』が、1月26日(金)より全国で公開される。同作品は、映画『ミッドナイトスワン』(2020年)で世界中の人々の魂を激しく揺さぶった内田英治監督の最新作で、声を捨てた青年と光を失った音大生の密やかな情熱が交差する世界で一番静かな切ないラブストーリー。野村は、浜辺美波演じるヒロインの音大生・美夏の通う音大の非常勤講師・北村を演じる。
声を捨て、毎日をただ生きているだけの蒼(山田涼介)は、ある日、不慮の事故で目が不自由になり絶望の中でもがく音大生・美夏(浜辺)と出会う。何があってもピアニストになるという夢を諦めない美夏に心を奪われた蒼は、彼女を全てから守ろうとする。だが、美夏に想いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけだった。
今回、野村にインタビューを行い、作品の感想や北村の印象と演じた感想、山田や浜辺と芝居を交わした時の思いなどについて語ってもらった。
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――作品の感想は?
「声を捨てた青年と光を失った音大生の恋物語なので、『ちょっと難しい恋描写だな』とは思ったのですが、『2人の間にあるのは障害ではない』というのを分からせてくれるいい映画だなと思いました。画も明るいわけでも暗いわけでもなく、カメラで撮ったという感じではなくてリアルな自分たちの目で見たような映り方だったので、そんな光の入り方とかすばらしい音楽に見とれるすごくきれいな映画です」
――北村の印象は?
「ただのろくでなしの野郎ですね(笑)。お金持ちで音楽の才能はあるんでしょうけど、上には上がいるということを分かっていて、そういう葛藤に振り回されている男。実家が裕福で全部持っているんだけど、心が裕福じゃないというキャラクターですね」
――演じた感想は?
「この作品の直前がヤンキー役だったので、まずはそのヤンキー感を抜くのが大変でした(笑)。監督から『台詞は棒読みでいいよ』と言われたので、感情をあまり出さないようにしていて、この"感情を殺す"っていうのが大変でしたね。感情を出せると(芝居に)起伏を付けられるんですけど、逆に感情を殺して平坦に演じる方が難しいんですよ」
――北村は抱える葛藤から常にイライラしているキャラクターですが、撮影期間中に役に引っ張られたりなどはあったのでしょうか?
「僕は(役に)引っ張られたりとかは全然ないですね。現場でも本番以外は普通ですし。多分、(演じてきたどの役よりも)僕自身の方がキャラが強いんですよ。だから、僕を超えてくれるようなキャラが現れてくれたら引っ張られる可能性はありますけどね」
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――ピアノの弾くシーンもありましたが?
「めちゃめちゃ練習して、めっちゃ弾けるようになったんですけど、さすがに手元のシーンは代役の方です。4カ月であのクラシック楽曲は無理!1年くらいあればできるけど、4カ月じゃ限界がある(笑)。でも、ピアノは弾けたらいいなってずっと思っていた楽器でもあって、練習するのは楽しかったので、今後もちょっと練習していこうかなって思っているところです」
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――印象深いシーンは?
「旧講堂でピアノを弾くシーンはすごく印象に残っています。大変だったけど練習してきたから自信があるところでもあったし。あとは、乱闘のシーンの撮影が2日かかったことがしんどかったです...(苦笑)」
――山田さん、浜辺さん、それぞれのお芝居の感想は?
「山ちゃんは、蒼が格闘技をやっているという設定だったので体作りとかすごくやっていて、その外見から"不運な青年"感がにじみ出ていて圧倒されました。浜辺さんは、目を開けていなければいけないし、目が焦点を結ばないようにしなければならないので、本当に難しいだろうなと思っていたんですけど、本番ではしっかりと仕上がっていて、すごくいろんな研究をされたんだろうなって感心しました」
――撮影中の思い出は?
「山ちゃん、浜辺さんと3人での山梨でのロケでは、白鳥と遊んだり水切りしたり和気あいあいとした時間を過ごしましたね。湖とか川とか海に行くと、なぜか水切り大会が始まるのは結構あるあるなんです」
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――同作は"夢"がキーワードとなっていますが、ご自身の夢は?
「本当に、みんなが幸せで笑って過ごすというのが僕の夢です。戦争がなくなればいいなと思うし、地震で被害に遭われて大変な方々もたくさんいらっしゃいますし、イヌやネコなど動物たちも含めて、みんながイライラせずハッピーに暮らすことができたらって思っています。そんなみんなの幸せに作品を通して少しでも寄り添えたら、という思いで仕事をしています」
――最後に映画をご覧になる方々にメッセージをお願いします!
「蒼と美夏のなかなかないような恋の仕方にキュンキュンしていただければ!本当に山田さんと浜辺さんの魅力が詰まっている映画になっています。僕はハンバーグの横のトウモロコシ、カレーの横のラッキョウという感じです(笑)」
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文=原田健
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