ユナ(少女時代)とミンホ(SHINee)の「5年ぶりの再会」が話題！「紅白歌合戦」とはひと味違う大晦日の韓国の歌謡祭

2023.12.28(木)

初出場を決めたSEVENTEENとStray Kidsに加え、TWICEの日本出身メンバーによるユニット"MISAMO(ミサモ)"、5人組ガールズグループ・LE SSERAFIMら、多くのK-POP勢が出場を予定している「第74回NHK紅白歌合戦」。K-POPにルーツのあるNiziU、JO1を含め、歴代最多となる出場組数から見ても分かる通り、日本におけるK-POP人気は幅広い層へと拡大し続けている。

一方、本国の韓国では、今年ワールドツアーを沸かせたグローバルスターが躍動し、"第5世代"とされる次世代グループが次々と誕生。まさに群雄割拠というべき様相だ。そんな"2023年のK-POP"を振り返る上で欠かせないのが、韓国の地上波で毎年年末に生中継される歌謡祭だ。

■ユナ(少女時代)×ミンホ(SHINee)×ファン・ミンヒョン(NU'EST)の組み合わせに期待

地上波各局で生中継される歌謡祭は、その年の韓国のミュージックシーンを総ざらいするビッグステージ。その中でも、番組内で唯一"年越しカウントダウン"が行われるのが、大晦日にKNTVで生中継される「MBC歌謡大祭典」だ。昨年の"With Love"に続き、今年のテーマは"夢の記録"。1年を彩ったスターたちによる、いつまでも心にとどめたい夢あふれるステージが用意される。

大舞台のMCを務めるのは、2015年から今年で9年連続起用となるユナ(少女時代)、2018年以来5年ぶりのMC復帰となるミンホ(SHINee)、そして次世代MCの有望株とされているファン・ミンヒョン(NU'EST)の3名。特にユナとミンホは2018年にもMC共演をしており、5年ぶりの"再会"が早くも話題に。一昨年、昨年とMCを務めたジュノ(2PM)と息の合ったコラボステージを見せてきたユナだけに、今年もMC同士とのコラボステージに期待が集まっている。

■Stray Kidsは日韓の大晦日にお目見え！事務所の垣根を越えたコラボステージにも注目

出場アイドルは超豪華。今年デビュー15周年を迎え、"軍白期"を終えてカムバックしたレジェンド・SHINeeを筆頭に、昨年の「MBC歌謡大祭典」でも活躍したStray KidsやATEEZ、THE BOYZ、IVEといった第4世代を代表するグループが今年もラインナップ。

今年の大晦日、日韓の歌謡祭に出演することとなったStray Kidsは、今年11月にリリースした「樂-STAR (ROCK-STAR)」が4作連続で「ビルボード200(米アルバムチャート)」の首位を獲得し、米「2023年MTV Video Music Awards」では「最優秀K-POP・ビデオ賞」を初受賞。世界を沸かせるグローバルアイドルとして一回り二回りも大きくなった姿を大晦日のステージに還元する。

また、世界的な影響力を強めるHYBEからも、今年はENHYPENやfromis_9、日本発の9人組グループ・&TEAMが参加。そして、昨年実質的な大トリを飾ったNCT 127とNCT DREAMに加え、今年はNCT Uも出演。SM ENTERTAINMENTの新グループであるRIIZEの初出演も話題で、そのメンバーであるANTON(アントン)と、父であり有名作曲家であるユンサンとの"親子共演"も注目を集めている。

事務所やグループの垣根を超えたレアなコラボステージも「MBC歌謡大祭典」の見どころの一つ。2022年はTHE BOYZとATEEZによる完成度の高いステージが話題を集めた。

今年のK-POPシーンを代表するトピックとして、(G)I-DLEのソヨン、aespaのWINTER、IVEのリズによるスペシャルコラボ「NOBODY」が大きな話題を集めるなど、ブレイクアーティスト同士のコラボで盛り上がった一年だけに、今年のMBCもビッグサプライズが期待できそうだ。

■ZEROBASEONE他、第5世代が集結！MBC恒例の年男＆年女による年越しカウントダウンも

一方、ルーキーたちのフレッシュなステージも見逃せない。昨年は2022年デビューのKep1erとTEMPESTが総勢16名で迫力のステージを繰り広げたが、今年は"第5世代"と呼ばれる次世代グループが勢揃い。2024年には日本デビューも果たすZEROBASEONEをはじめ、Block Bがプロデュースを手掛けるBOYNEXTDOOR、前述のRIIZEや&TEAM...とズラリ。また、今年韓国デビューを飾ったNiziUの初参戦も気になるところで、K-POPシーンに新風を吹き込んだ面々が出演を予定している。

さらに、MBC歌謡大祭典だけのお楽しみと言えば、年男・年女による干支にちなんだ年越しカウントダウン。

昨年は1999年"卯年"生まれのアリン(OH MY GIRL)、チェ・イェナ、チェ・ユジョン(Weki Meki)、ウギ((G)I-DLE)、Chuuといったアイドルたちが"99s"としてKARAの「STEP」をパフォーマンスし、同じく99年生まれのNCT・MARK(マーク)らが新年の抱負を語って話題を集めた。今年、辰年生まれのアーティストたちはどんなコラボステージを見せてくれるのだろうか。

年々盛り上がりを増すK-POPシーンだが、日本にいながらにして現地の熱狂ぶりを同時に体感できるのは嬉しいかぎり。日本の紅白同様、1年の締めくくりに相応しい韓国のパフォーマンスをリアルタイムでじっくり楽しみたい。

文＝酒寄美智子

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