パク・ミニョンとチャン・ジャーハン(「山河令」)との甘いロマンス！健気で愛らしいヒロイン像にも魅了される中国の人気小説「時光之城」の世界観

2023.12.14(木)

韓国で来年1月から放送スタートとなる主演ドラマ「私の夫と結婚して」の"衝撃的なビジュアル"が反響を呼んでいるパク・ミニョン。同作でがん患者を演じるにあたり37kgまで減量するというストイックな役作りを遂行。もともとスタイル抜群で細身ではあるが、さらに瘦せ細った劇中での姿が公開されるや、驚きの声が上がっている。

そうした徹底した役作りなど、作品ごとに様々なチャレンジで女優魂を見せつけているミニョンだが、「時間の都市～ロマンスはいつも予想外～」(2023年)では自身2度目となる中国ドラマに挑戦。ブロマンス時代劇「山河令」をきっかけにアジアで人気を爆発させたチャン・ジャーハンと共演し、うっとりするようなロマンスを繰り広げた。

12月27日(水)より女性チャンネル♪LaLa TVにて世界初放送される「時間の都市～ロマンスはいつも予想外～」は、中国の大ヒット小説「時光之城」を映像化したラブコメディ。明るく前向きなヒロイン・許真(シュー・ジェン／パク・ミニョン)とプライドの高い大スター・顧持鈞(グー・チージュン／チャン・ジャーハン)、そこに割って入る許真の幼なじみの御曹司・林晋修(リン・ジンシウ／シュー・コー)による三角関係が繰り広げられる。

考古学部の大学生・許真は、両親の関係を修復して家族で仲良く暮らすため、家を出た母が映画監督として働く映画会社・蓋亜影視の求人に応募すると、いきなりトップ俳優・顧持鈞のアシスタントに任命されてしまう。しかしその直前、元カノにフラれる場面を許真に目撃されてしまった顧持鈞は、自分の秘密を知る許真を毛嫌いし、辞めさせようと画策。負けず嫌いの許真は、彼の嫌がらせにも屈せずアシスタントの仕事に真剣に打ち込んでいると、やがて頑なだった顧持鈞も徐々に心を開いていくようになる。

パク・ソジュンとの共演が話題となった「キム秘書はいったい、なぜ？」(2018年)をはじめ、「彼女の私生活」(2019年)、「気象庁の人々：社内恋愛は予測不能?!」(2022年)など数々のオフィスドラマに出演し、コミカルなキャラクターとうっとりするほど美しいロマンス演技のギャップで"ラブコメの女王"の地位を確立してきたミニョン。今作では努力家で前向きな許真役で魅力を爆発させている。

息を切らしながら顧持鈞のために走り回り、ウトウトと寝落ちしそうになりながら超多忙な大スターのサポートに徹する許真。家に帰ればグッタリという日々だが、仕事中は常に笑顔を忘れない彼女のキャラクターは好感度抜群で、応援せずにいられない魅力に溢れている。

初めは許真を追い出そうと躍起になっていた顧持鈞も、ひたむきな彼女にほだされ、好意を抱くように。さらに最愛の母親に冷たくあしらわれて涙を浮かべる許真の姿を目撃し、普段の明るく前向きな姿とは違った一面を知り恋心が加速するという王道のラブコメが展開する。プライドの高い顧持鈞の心境の変化をジャーハンが繊細に演じ、ストーリーの胸キュン度をより一層高めている。

さらに、許真の幼なじみで、海外から戻ったばかりの蓋亜影視の御曹司・林晋修と顧持鈞が恋のライバルに。ボルダリングでの直接対決をはじめ、我先にと許真をデートに誘ったり、プレゼント攻撃で気を引こうとしたりと、分かりやすい"恋のさや当て"を繰り広げる2人の言動がとにかくチャーミング。ジャーハンとシュー・コーというイケメン俳優2人のコミカルな演技が"大人のラブコメ"を盛り上げていく。

蓋亜影視内部の陰謀や、許真と母をめぐる家族の絆など、様々な要素が絡まり合うストーリーの行方にもぐいぐいと引き込まれるが、やはりパク・ミニョンとチャン・ジャーハンという画力最強のカップリングには胸が高鳴ること必至。コミカルな演技で快活な魅力を放ったかと思えば、心を揺さぶるようなシリアスな一面を覗かせ、そして甘い表情で視聴者をときめかせる――そんな"ラブコメの女王"パク・ミニョンの本領発揮ともいえる1作だ。

文＝酒寄美智子

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