チョン・イルの二面性に魅了!情に厚い男の生き様を演じきったロマンス時代劇「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」
2023.11.29(水)
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12月3日(日)・5日(火)に待望の来日イベント「JUNG ILWOO SEASON'S GREETINGS FAN EVENT:voyageur」を控えるチョン・イル。今年4月に日本公開された映画「高速道路家族」(2022年)ではホームレス一家の父親を演じ、新たな境地を拓いたことでも注目を集めた。
今年9月に36歳を迎え、ますます演技に深みが増してきた彼は、これまで多くの時代劇に出演し"時代劇プリンス"とも称されてきた。時代劇に初挑戦した主演作「美賊イルジメ伝」(2009年)に始まり、ヒロインに想いを寄せる王の異母兄弟を演じた「太陽を抱く月」(2012年)、不屈の王子イ・グムを強烈なカリスマ性で演じた除隊後復帰作「ヘチ 王座への道」(2019年)...と、演じてきたキャラクターはいずれも鮮烈な印象を残している。
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(C) 2021 MBN. All Rights Reserved
中でも、初の父親役を演じ、少女時代のユリが演じるヒロインとの"ケミ"も話題となったロマンス時代劇が「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」(2021年)だ。
タイトルにある"ポッサム"とは、再婚が法的に禁じられていた朝鮮時代に実在した、誘拐を装って寡婦を連れ出し再婚させる風習のこと。このドラマでは、裏稼業・ポッサムで生計を立てる荒くれ者のバウ(イル)が、時の王・光海君の娘であるファイン翁主(クォン・ユリ/少女時代)を誘拐してしまったことから、複雑に絡み合う運命が幕を開ける。
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手違いに気づいたバウは慌てて翁主(王と側室の娘)を婚家である朝廷の重鎮・左議政の家に帰そうとするが、義父の左議政による計略のせいで彼女は命を狙われる身に。帰る場所を失った翁主は本来の姓である"スギョン"として生きる決意をし、バウとその息子・チャドルと共に家族のような生活を始めていく。
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イル演じるバウはもともと良家の出だが、家門が没落し、今はなりふり構わず窃盗やポッサムで稼ぎながら一人息子を育てる"ならず者"。物語の前半では無精ひげにボサボサ髪、ぶっきらぼうで男くさいイルのワイルドな魅力が堪能できる。
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荒くれ者のバウと気位の高いスギョン――正反対な2人の心の距離はそうやすやすとは縮まらないが、その間を取り持つのが、幼い息子・チャドルだ。
「僕のお母さんになって」と無邪気に慕うチャドルの存在に癒やされ、笑顔が増えていくスギョン。苦しい生活を共にしながら互いに支え合うことで、命を預け合える信頼が芽生え、それがやがて慈愛へと変わっていく...。燃え上がる恋とは一味異なる、ゆっくりと深まっていく2人の絆に胸の奥がじんわりと温まるようなロマンスが展開する。
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そんな2人が関係を深めていく一方で、スギョンの身を脅かす王朝の権力闘争や、バウの家を没落させた宿敵への復讐劇など、史実を織り交ぜたストーリーは激しさを増し、スリリングに謎が絡み合う。物語の後半になると、身分を回復し本来の高貴さを取り戻したバウは、見違えるほどスマートに変身。スギョンを慈しみ、深い愛情をストレートに表現する姿からは、武骨で口の悪かった荒くれ者の面影はなく、その鮮やかなギャップで魅了する。
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さらに幼い頃からスギョンを慕う左議政の息子・デヨプ役を演じたシン・ヒョンスの深い献身ぶりが、物語をより味わい深いものに。時に対立し、時に結託しながら権力と闘うバウとデヨプの"ブロマンス"や、スギョンを巡る複雑な三角関係も見どころだ。
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朝鮮時代の風習"ポッサム"という韓国ドラマ初の斬新な題材を盛り込みながら、チョン・イルが鮮やかな変貌を遂げる本作。荒くれ者であっても高貴な武官であっても、一貫しているのは、命を懸けて家族を守ろうとする愛情深さ。そんな情に厚い男を演じきった"時代劇"プリンス"としての真骨頂ともいうべき1作だ。
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文=酒寄美智子
放送情報【スカパー!】
ポッサム~愛と運命を盗んだ男~
放送日時:2023年12月9日(土)8:00~
チャンネル:アジアドラマチックTV (アジドラ)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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