船戸ゆり絵、深川芹亜、永牟田萌、青木志貴が語る「星屑テレパス」の魅力「キャラクターに共感しながら観てほしい」
2023.10.13(金)
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2023年10月より放送されるTVアニメ「星屑テレパス」。「まんがタイムきらら」にて連載中の大熊らすこによる同名漫画が原作で、人とのコミュニケーションが苦手な女子高生の小ノ星海果が自称宇宙人の明内ユウと出会い、宇宙を目指す約束をするという"青春ロケット"ストーリーとなっている。2021年には「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門にノミネートされるなど、注目を集める話題作だ。
今回は主人公・小ノ星海果役の船戸ゆり絵、明内ユウ役の深川芹亜、宝木遥乃役の永牟田萌、雷門瞬役の青木志貴にインタビューを行い、本作の魅力やキャラクターとの共通点などを語ってもらった。

――出演が決まった時の感想をお聞かせください
船戸「私は電話でマネージャーさんから出演が決まったことを伝えられたんですけど、あまりにもびっくりして言葉を失ってしまいました。電話切ってからしばらくしたら、嬉しくて涙が出てきてしまって。あの瞬間は今でも忘れられないです」
深川「オーディションで明内ユウ役に決まった時はすごく嬉しかったです。実は初めて見た時に一番可愛いと思ったキャラクターがユウちゃんだったので、オーディションの時にユウちゃんを意識したピンク色の衣装で行ったんですよ。でも、今までで一番手応えを感じなくて、私の力量でユウちゃんを演じるのは無理だったのかなと思いながら帰ったんです。そしたら後日事務所から合格の連絡が来て、ユウ役として認められたんだと思って嬉しかったです」
永牟田「バイト中にマネージャーさんから不在着信が入っていたので、一瞬外して電話に出たら『受かったよ』と言われて、バイト中なのにも関わらずその場で泣いてしまいました。というのも、これまでいろんなオーディションを受けさせていただいたんですが、名前のある役をいただけたのが今回が初めてで。全てが未知で不安もあるけど、やっぱり嬉しさが大きかったですね」
青木「僕はオーディションで緊張をしないタイプなんですけど、キャラクター名を間違えたり、名前のイントネーションを間違えたりしてしまったのが記憶に残っています。もうこれは無理だろうなと思っていたら合格の連絡をいただいて、その時は別のアニメの収録中だったのですが、しばらくフワフワして身が入りませんでした」
深川「受かった後、志貴さんがLINEをくれて。それが嬉しかったです」
青木「『知ってる名前の子がいる!』と思って連絡してしまいました(笑)」
――普段から仲はいいんですか?
青木「別作品でご一緒することが多かったんです。やっぱり知ってる方がレギュラーのメインで一緒にいるというのは嬉しくて心強かったです」
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――それぞれが演じているキャラクターの魅力やご自身との共通点を教えてください
船戸「他者とのコミュニケーションが苦手なんですけど、誰よりも一生懸命な子ですごく頑張り屋さんだと思います。ユウちゃんとコミュニケーションを取るために宇宙語辞典を買って勉強したりとか、ロケットで宇宙に行くんだと決めてから、何の知識もないのに1からロケットのことを調べたりとか、その一生懸命な姿がすごく健気で応援したくなりますね。見てくださる方も思わず『海果、頑張れ!』って応援したくなるんじゃないかなって思います。あとは食べてる姿が小動物みたいで可愛いんですよ。ぜひ映像で観ていただきたいですね」
深川「ユウちゃんはとにかく明るいんですよ。でも自分の意見だけを言うのではなく、海果の意見も聞いてあげられるというところにも母性愛があるなと思いますし、意外とみんなのことを俯瞰で見ている部分もあったりして。大人な一面もあれば、未熟な部分も見え隠れしていて、これからどう成長していくのか楽しみです。共通点で言うと、私も比較的元気ではあるんですよ...!」
船戸「比較的じゃないよ。もうすごいよ!」
深川「そうかな?(笑)家に帰って1人になると考え事をすることも多くて、きっとユウちゃんも灯台にいる時にそういう瞬間があるんだろうなというか。ユウちゃんを見ていると一緒だなと思うことが多かったですね」
永牟田「優しくてお姉さんっぽい雰囲気がある女の子なんですけど、みんながワチャワチャしている中に一緒に入っていきつつ、1歩引いて見てるところがあって。見方によっては八方美人に映ってしまうこともあるかもしれないんですけど、私たちも友達との会話の中で踏み込めないところがあったりするじゃないですか。そういった心情を大熊らすこ先生は作中で描かれているんですよね。私も人と接している中でこれ以上踏み込んでいいのだろうかと悩んでしまうので、共感しながら演じることができました。あとはショートカットにカチューシャが最高です」
青木「4人の中だと瞬は我が強いじゃないですけど、結構強気のキャラクターですよね。どちらかと言えば、口も悪いですし。人間関係が不器用で1匹狼ではあるんですけど、人間に対して恐怖を抱いているというよりは、物怖じせずにガンガンとぶつかっていくタイプで、すごく芯の強い女の子です。でも、瞬はロボット制作が趣味で同級生の女の子から変わってる女の子というレッテルを貼られてしまって、クラスで浮いてしまうんです。僕も学生時代にゲームが大好きで他の女の子から引かれて孤立したことがあったので自分と重なるところがありました。芯が強いキャラクターではあるんですけど、強がりでもあるので、本当は人一倍結構寂しがりところがあるんです。少しだけ見える瞬の弱さとか、本当は嬉しいんだけど嬉しいって素直に言えない部分とかを、声のお芝居で表現できていたらいいなと思いながら演じさせていただきました」
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――原作は「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門にノミネートされるなど人気の作品ですが、どんなところに魅力があると思いますか?
深川「4コマ漫画なんですけど、4コマっぽくないというか。コマ割りも独特で、一つひとつのコマ割りが惹き込まれるんです。あとは、最初は日常系と聞いていたので、可愛い女の子たちがキャッキャしている青春ものなのかなと思っていたら、意外と内容はシリアスで、それぞれのキャラクターが闇を抱えている部分もあって。奥深い作品だなと思います」
青木「そうだね。可愛いタッチではあるんですけど、それぞれが抱えている悩みや葛藤が繊細に描かれている部分が多くの人に共感される理由なのかなって」
永牟田「らすこ先生の描かれる絵のタッチが儚いんだけど芯があって、色使いも幻想的ですし、意外な配色をされていたりして、独特な絵がすごく素敵だなと思います」
船戸「志貴さんもおっしゃったけど、可愛いだけじゃないのが魅力ですね。日常シーンはコミカルに描かれているんですけど、実は内には闇を抱えていたりする。その振り幅が人気の理由なんだと思います」
深川「だから可愛い女の子たちを見たいと思って読んだ人はちょっとびっくりするかも。でもこの4人の中に自分と近しい考え方を持つキャラクターが絶対にいると思うんですよ。キャラクターに共感しながら観てほしいですね」
取材・文=川崎龍也
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