山崎はるか、中村繪里子が語る「アイドルマスター ミリオンライブ!」の魅力とアニメならではの役への向き合い方「はじめましてのいい距離感で演じることを意識しました」
2023.10.11(水)
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バンダイナムコエンターテインメントが展開する「アイドルマスター」シリーズのメディアミックスプロジェクトのアニメ最新作「アイドルマスター ミリオンライブ!」。同作は春日未来・最上静香・伊吹翼を中心に、765プロダクションに新たに集まった39人のアイドルの成長を描く。2023年8月18日より全国の劇場にて先行上映されている本作は10月8日(日)よりテレビ東京系6局ネット・BS11他にて放送開始される。
今回はテレビ放送に先駆けて、春日未来役の山崎はるかと天海春香役の中村繪里子にインタビューを敢行。作品の魅力やアイドルを演じてみての感想、お互いの印象などを聞いた。
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――今回はMILLIONSTARS 春日未来役の山崎はるかさんと765PRO ALLSTARS 天海春香役の中村繪里子さんの対談となります。まずは「アイドルマスター ミリオンライブ!」の魅力を教えてください。
山崎「ブランドの魅力はやはり765プロダクションですね。先輩方(765PRO ALLSTARSのアイドル)とゲームで一緒にユニットを組んだりとか、楽曲をたくさん歌ったりしているのですが、それはミリオンライブ!のブランドがあるからだと思っているんです。『UNION!!』という楽曲の歌詞に『ひとりも 手放さない』という歌詞があるように、キャラクターだけではなく、キャストも含めてみんなの絆がすごく感じられるのがこのシリーズの魅力です。今回のアニメにもその仲間感が強く出ているんじゃないかなと思います」
中村「私も同感です。私たちはユーザーさんをプロデューサーさんと呼んでいるんですけど、プロデューサーさんが『プロデュースするぞ』という気合いがなくても、ファンとして楽しめるという敷居の低さがあるんです。外から見たら誰かを責任を持ってアイドルとして育てていかないとアイドルマスターって楽しんじゃいけないんじゃないかと思われてしまうかもしれない。でも、その責任感とか重さとかをプロデューサーさんが感じずとも楽しめるのがミリオンライブ!の強みなんじゃないかなって。そうしたら絶対にプロデューサーになってしまうと思うんですけどね(笑)」
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――お二人とも「アイドルマスター」には長く携わっていますが、人生においてどんな作品になりましたか?
中村「私は春香と出会ったことでデビューできたと言っても過言ではないので、声優人生が進めば進むほど、一緒に成長しているなという感覚ですね」
山崎「自分の声優人生の中で一番長く関わってきたなので、すごく大切な作品になりました。未来ちゃんに出会うまでは好きな色はピンクや赤ではなかったんですけど、いつ未来ちゃんとして前に出ることがあってもいいように自然とピンクや赤の服を探すようになりましたね。今ではプライベートでも未来ちゃんのことを考えることが増えました」
中村「私、その感覚すごくわかるんですよ。だからこそ、私服に赤は絶対選ばないようになって。春香のために赤やピンクを選ぶから、普段は青色とか黄色とか違う色を着ていますね。茶色・ベージュ・グレーとか万能だし!」
山崎「わかります!」
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――「アイドルマスター」に長く関わっているお二人ならではのエピソードですね。ではアニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」でそれぞれのアイドルを演じられてみていかがでしたか?
山崎「他のメンバーとの親愛度が0の状態から役を作り上げていきました。ゲームでは対プロデューサーなので、未来がどうやってメンバーたちと交流を深めていったのかという過程は描かれていないんです。なので、(最上)静香ちゃんや他の仲間たちとの改めて初めましてというところをしっかり演じました。そこで感じたのは親愛度0の状態の未来は他人により気を遣う一面があるんだなって。すでに関係値を築いた上での未来は周りを引っ張っていく性格なので、アニメで改めて演じる時にはその部分をできるだけ隠して、はじめましてのいい距離感で演じることを意識しました」
中村「静香に出会った時も未来から引っ張っていくのではなくて、静香の背中を押す原動力になっているよね」
山崎「そこは意識しましたね。自分のやりたいことをやって無理やり巻き込むのは間違っていると思ったので、その子たちの秘めたる思いを感じ取った上で背中を押すようにしたんですけど、思ったよりも大変でした」
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――それは監督さんからのディレクションもあったのでしょうか?
山崎「相談することは多かったですね。親愛度0に下げてアフレコに臨んでもまだ距離感が近いと言われることも多かったので訓練して演じました」
中村「この作品では未来が主人公なので、春香が主軸になることはないんです。これまで春香を演じるにあたってヒロインとしての姿が多かったので、その位置取りを考えるのが今までとは違う感覚でした。でも、春香のスタンスは変わっていないんですよね。それがこの物語では違う角度で描かれているので、プロデューサーさんにはその位置取りを感じてほしいなと思います。あくまでも見てほしいのは春香ではなく、未来なので」
山崎「一幕は特に中村さんのバランス感覚が絶妙でした。春香は先輩ヅラをやってないんですよね。でも勝手にプロデューサーさんたちが先輩に見てくれるっていう」
中村「本当にプロデューサーのみなさんのおかげです。ありがとうございます!」
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――山崎さんと中村さんはこれまで何度も共演されていますが、お互いの印象の出会いは覚えていますか?
山崎「私がまだ新人の時代にアイマスのライブを見に行かせていただいたことがあるんですけど、ライブ終わりの車内が初めての出会いだったと思います」
中村「先輩に囲まれる中で絶対に気を使っただろうなと今になったら思うんですけど、本当に当たり前のようにいたよね」
山崎「当時はまだあだ名がなくて、繪里子さんに変なあだ名をつけさせられそうになったのを覚えていて。ヤマザキというパンがあるから『春のパンまつりはどう?』と言われた時は、私はまだ新人だったので『それはいいかもですね』みたいな感じで曖昧な返事をするしかなくて(笑)。でも、この話はあまりにも面白すぎたので、しばらくはこのエピソードをいろんな場所で話していました(笑)。今はこうやって笑って話せるのでいい過去だったなと思います」
中村「あの頃の私にいい加減にしなさいって言いたいですね(笑)」
取材・文=川崎龍也
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