逢田梨香子、初のミニアルバムで「少し成長した自分を見せられたらいいな」
2023.9.21(木)
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ソロメジャーデビュー後から多くの楽曲を披露してきた声優・アーティストの逢田梨香子が、自身初のミニアルバム「Act 2」を9月13日にリリース。これまでもさまざまな楽曲に挑戦をしてきた彼女が新たな演目、新たな自分を見せていくというテーマで付けたタイトルには、第二幕、第二章といった意味合いが込められている。そのミニアルバムを引っ提げたライブツアーの開催が10月に控えている逢田に、アルバムにかける思いを聞いた。
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――タイトルの「Act 2」は新たな自分を見せていくという思いを込めたそうですが、そのような心境に至ったきっかけや理由などを教えてください
「これまでの4年間の活動を経て見えてきたものもありますし、良いところも悪いところも踏まえて今の自分に何ができるのか、どこまで頑張れるのか、もう一つ殻を破りたいという思いで作らせていただいたんですけど、きっかけはインタビューでした。『次はどんな楽曲をやってみたいですか?』と聞いていただくことが多々あって、今の自分を打破したい、殻を破って激しい曲をやってみたいと口にしてきていたんです。それが実際に取り組む上でのベースになりました」
――制作する上で核となる楽曲やイメージはありましたか?
「最初にこれは絶対入れたいなと思ったのが「My Trailer」。ミニアルバムを作る核というか中心になる存在になってくれたらいいなと思っていて、この曲をベースにミニアルバムを作っていきました。楽曲そのものは疾走感があって激しくて、ギターも使われていて、スピード感があって、今までなかった楽曲になっているんですよね。新しい自分や、少し成長した自分を見せられたらいいなと思っています」
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――リード曲「プリズム」を聴いたときの印象はいかがでしたか?
「イントロが始まった瞬間、一音聴いただけで『大塚愛さんの楽曲だ』って感動しました。もちろんわかってて聞いてはいるんですけど、子供の頃から聞いていたので、その当時聞いていた時の記憶が蘇ってくるような懐かしさもありつつ、でもこの令和の新しさもあって、イントロを聞いた瞬間から絶対に良い曲だって直感しました」
――楽曲のオファーは逢田さんの希望でしょうか?
「そうです。前からお名前は挙げていたんですけど、まさか書いていただけるとは思ってなかったので、最初にOKがもらえたときは『本当ですか?』って信じていませんでしたね(笑)。曲自体は大まかなテーマだけしかお伝えしていなかったので、歌詞を読んだときは自分のパーソナルな部分にも寄り添って書いてくださったような気がして、心の底から感動しました。レコーディングの時にご一緒できなかったのは残念でしたけど、メッセージをいただいて曲に対する向き合い方が変わったので、すごくありがたかったです」
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――「うまれる」では作詞を担当されていますが、どのような思いを込められましたか?
「自分の奥底にある自分にしか書けないものを書きたいなと思って、昨年30歳を迎えて昔を振り返る機会にもなったので、今だからこそ書けるもの、普段あまり人に話したくないことや触れられたくない部分が人にはあると思うんですけど、そういう部分をさらけ出すのも殻を破ったり前に進むことに繋がると思って、自分と向き合いながら書きました。歌詞には今までの弱かった自分との決別というか、決別して新しい自分が生まれるみたいなメッセージ性も込めています。ただ、そんなにたくさんの方に響く内容ではないと思うので、数人にでもすごく刺さってくれたら嬉しいなと思います」
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――今回の作品では、過去に作詞を担当された「ブルーアワー(another blue ver.)」がリアレンジされて入っていますね
「3月のイベントでやらせていただいたアコースティックの楽曲がファンの方から好評だったので、私が書いた『ブルーアワー』を提案していただいて、入れることにしました。でも、どういった形になるのか全然わからなかったので、聴いたときはすごくおしゃれな大人の仕上がりになっていて、めちゃくちゃいいなと思いました。その時に、作品のタイトルにも繋がって『今の自分にとってのブルーアワーはこうだよ』と、あの頃とは違う自分っていうのもありますし、別の角度から違う人の目線で見たら、青色って人それぞれあることに気が付いて...このアナザーブルーバージョンも違う角度から見ている人もいるだろうなって、曲との新たな向き合い方を感じています」
――今後のアーティスト活動で挑戦してみたいことはありますか?
「ライブは東京で開催されることが多くて、地方からは来られない方もいらっしゃると思うので、少しでも皆さんの近くに行ってライブができたらいいですね。10月から始まるツアーは会場的に皆さんとの距離も近いので、私が皆さんを盛り上げて楽しんでいただけるように頑張りたいです」
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――最後に、リリースを楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします
「今回の作品は曲ごとにベクトルは違うんですけど、新しい自分になりたい、殻を破りたいというメッセージを込めました。そういった心情でもがいている方々の背中を押してくれるような楽曲たちがそろっているので、きっと胸に刺さる1曲があると思っています。ぜひこの1枚を聴いて、毎日頑張っていただけたらと嬉しいです」
撮影・取材・文=永田正雄
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