江角マキコの圧倒的存在感!豪華女優陣が問題社員を演じたドラマ「ショムニ」に再注目
2023.7.30(日)

問題社員ばかりが配属された部署で働くOLたちの騒動と活躍を描いたオフィスコメディ「ショムニ」(1998年)。安田弘之作の同名コミックを実写化した本作は、最高視聴率28.5%を記録する大ヒット。続編として連続ドラマとスペシャルドラマがそれぞれ3作ずつ制作されるなど、平成を代表する人気タイトルとなった。

(C) 共同テレビジョン/原作 安田弘之「ショムニ」(株式会社KADOKAWA)
舞台は、都内にある中堅商社の満帆商事株式会社。ある日、営業三課で働くOL・塚原佐和子(京野ことみ)は不倫騒動に巻き込まれ、入社早々にして「女性社員の墓場」と噂される総務部庶務二課、通称ショムニへの異動を命じられたところから物語はスタートする。
「会社の掃き溜め」とも揶揄されるショムニだが、情報通の徳永あずさ(戸田恵子)、頭脳派OLの丸橋梅(宝生舞)、社内一の魔性の女である宮下佳奈(櫻井淳子)、占いが得意な日向リエ(高橋由美子)など、課員はいずれも強烈なキャラクターの持ち主ばかり。
そうした一癖も二癖もあるショムニメンバーのリーダー的存在が本作の主役である坪井千夏(江角マキコ)だ。「女の価値は男の数で決まる」をモットーにする彼女は、タイトなミニスカートからスラリと伸びる美脚がトレードマーク。他部署の社員と衝突することも厭わない男勝りな性格の持ち主で、ライバル関係にある秘書課の杉田美園(戸田菜穂)とは衝突することもしばしばだ。

(C) 共同テレビジョン/原作 安田弘之「ショムニ」(株式会社KADOKAWA)
千夏を演じる江角はサバサバとした姉御肌の女性として認知されており、いわば千夏はハマリ役。その存在感は際立っており、本作が江角の代表作に挙げられるのも決して偶然ではないだろう。
一方で、千夏は自己的なところが玉に瑕。例えば、会社を辞めようか悩む佐和子に次の仕事を斡旋しようとするが実は紹介料を受け取っていたり、佐和子が営業三課で不倫騒動の相手と再会するシーンでは、佐和子に男性経験がないことを衆人環視のなかでバラそうとしたりなどやりたい放題。
そんな千夏を佐和子は、「坪井さんは私が今まで出会った人の中で最低です」と一度は拒絶し、辞表を提出。しかし、その後、千夏にかけられた言葉から実は最も人間味にあふれていることに気がついた佐和子は退職を撤回し、ショムニを続けることを決意する。

(C) 共同テレビジョン/原作 安田弘之「ショムニ」(株式会社KADOKAWA)
千夏たちに振り回されながら控えめなOLが徐々に成長していくという難しい役どころの佐和子だが、喜怒哀楽にメリハリをつけて親近感を感じさせる京野の演技力はさすがの一言だ。
ストーリー性も秀逸で、毎話訪れる様々なトラブルも最後は勧善懲悪とばかりにスカッと解決するショムニの活躍から目が離せない。
文=安藤康之
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