ビッグトピックが相次ぐTOMORROW X TOGETHER、長男(ヨンジュン)から末っ子(ヒュニンカイ)まで...変わることのない兄弟のような関係性

2023.7.26(水)

5thミニアルバム「The Name Chapter: TEMPTATION」が「ビルボード200(米アルバムチャート)」で自身初の首位を獲得し、2度目のワールドツアー「ACT : SWEET MIRAGE」も大盛況で、日に日に活躍するスケールを拡大させているTOMORROW X TOGETHER。

7月には大阪・京セラドーム大阪での追加公演に続いて、日本2ndアルバム「SWEET」をリリースしたかと思えば、Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ)とデジタルシングル「Do It Like That」でコラボを実現。さらには、8月に米シカゴで開催される大型フェス「Lollapalooza(ロラパルーザ)」のヘッドライナーに抜擢...と、驚きのビッグトピックが相次ぎ、国内外で反響を巻き起こしている。

世界中を席巻するグローバルグループへと上り詰める一方で、韓国のリアリティ番組では親近感あふれる素顔をさらけ出してくれるのがK-POPアイドルならでは。TOMORROW X TOGETHERも、「The Name Chapter: TEMPTATION」でのカムバック活動の合間を縫って、通称"ドル泊2日"と呼ばれるリアルバラエティ「アイドル1泊2日」に出演。SOOBIN(スビン)、YEONJUN(ヨンジュン)、BEOMGYU(ボムギュ)、TAEHYUN(テヒョン)、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)の仲の良い間柄が画面越しに伝わってくるような素の表情を存分に覗かせている。

韓国タレントが地元の人々と触れ合うロケ番組「1泊2日」のアイドル版となる「アイドル1泊2日」は、KBSバラエティ番組のデジタル専門スタジオ「スタジオK」で配信されたコンテンツ。

自然豊かな江原道・寧越(ヨンウォル)を舞台に"寧越家の末息子ツアー"と名付けられた今回の旅は、5人が"財閥家・TXTグループ"の系列会社の社長になり"後継者争い"を繰り広げるというコンセプト。寧越の様々な場所を旅しながら待ち受けるミッションに挑み、自身の会社の資金を増やし優勝を目指すという内容だ。

現代アートを展示する人気の美術館「寧越 若い月Yパーク」では、お題付きジェンガなど多彩なゲームに挑戦。ボムギュがコートに片手を突っ込みながら、たった4秒でクリアする度胸を見せる一方、最年長のヨンジュンは意外にも慎重派で、ブロックにこわごわと触れたり、リーダーのスビンは崩れたジェンガをスタッフよりも早く片付けようとしたりとそれぞれの性格が表れていて面白い。さらに「頬にキス」というお題を引いたヒュニンカイが、嫌がるヨンジュンにキスを迫る場面もあり、賑やかな笑い声が絶えない旅が続く。

それぞれが担当する会社によって資本金が異なるため、誰がどれだけ資産を持っているか分からない中での駆け引きもユニークで、マンネ(末っ子)のヒュニンカイが「お金をたくさん持っている僕と合併しますか？」と言い出すも、冷静沈着で知られるテヒョンが「どんなにお金を持っていてもお前とは合併しない」と一蹴。

ボムギュも「何回マフィアゲーム(日本でいう人狼ゲーム)したと思っているんだ」と、ヒュニンカイの嘘をすぐに見抜くなど、メンバーならではの飾らない関係性が微笑ましい。

さらに、K-POPの振り付けを踊る「ランダムプレイダンス」のミッションではヨンジュンが大活躍。NewJeansの「Hype boy」やLE SSERAFIMの「ANTIFRAGILE」といったHYBEファミリーの楽曲のほか、Stray Kidsの「CASE 143」など、撮影を見守っていたスタッフから黄色い歓声が上がるほど完璧に踊り、ダンススキルをアピール。その様子をリスペクトに満ちた笑顔で見つめるメンバーたちの様子が何とも印象的だ。

またKARAの「ミスター」が流れると、アイドルを目指すきっかけになるほどの大ファンだと公言しているスビンが少し照れながらも踊り、そのキュートな姿にメンバーは大喜び。またSHINeeの「Replay」が流れると、これまた大ファンのテヒョンが真っ先に踊ろうとするもボムギュに横取りされて唖然とする場面もあり、大好きなダンスにテンションが一気にアップ。

特に、ラストを飾ったBTSの「DNA」は長尺で5人全員が踊っており、バラエティの域を超えたパフォーマンスの仕上がりには、周囲から喝采が起こっていた。

移動中の車の中ではスビンが寝ている間に、周りのメンバーがスビンの元手の金額をはしゃぎながら確認するヤンチャぶりを見せ、食卓を囲みながらの結果発表では、1位を獲得したメンバーに煽られ、他のメンバーがスネたりとまるで本当の兄弟のような掛け合いが勃発。デビュー以来、良い意味で変わることのない5人の仲の良さが自然と伝わってきた。

最年長だがヤンチャなヨンジュン、おっとりとしたスビン、マイペースなボムギュ、冷静に周囲を見守るテヒョン、わんぱくなヒュニンカイ...。5人5様の個性が滲み出た旅先での会話は、ある意味で日常の延長線上にあるダラダラトーク。でもそれが親近感抜群で、意外なほど素の表情が露呈していてファンには堪らない瞬間の連続だ。世界的なグループとなった今でも変わることのない5人ならではの空気感に触れると、幸せな気分に浸れることだろう。

文＝HOMINIS編集部

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