伊東健人が1stEP「華灯」の聴きどころや、自身が目指すアーティスト像を語る!
2023.2.15(水)
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人気を博した「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」で観音坂独歩役を演じ、第13回声優アワードで歌唱賞を授与した声優の伊東健人。デビュー10周年という節目にソロアーティストとしてデビューも果たした伊東が、1stEP「華灯」を2月15日(水)にリリースする。当初はアーティストデビューに消極的だったという彼に、今後のアーティスト活動や本作への思いを聞いた。
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――昨年はデビュー曲の配信やリリースイベントなどが行われました。当初デビューについて悩まれたそうですが、改めてデビューしてみていかがでしたか?
「もともとは音楽をやるつもりがなかったのは本当で、僕は声優をやるためにこの業界に入ったので、まだ声優としてしっかりと柱があるわけでもないのに音楽をやっていいのかという思いがありました。しかも、こだわりが強くて、周りを困らせる自信もあったので、どこまで我を通させてくれるのかがすごく重要だったんです。そういう悩みを1つ1つ聞いていただいて、それでもいいと言ってくださったから今があるんだなと思うと、スタッフの方々に感謝もしているし、あの時決断して良かったなと思っています」
――これから活動していく上で、どのようなアーティストを目指していますか?
「僕は自分がいいと思う音楽を突き詰めたい。でも、声優でもあるのでアーティストの方々のように音楽性を極めることに集中し過ぎると、ファンを置いていってしまう気がするんです。それに自分に求められているものもあると思うので、まずは音楽性よりバランスを大切にしたいと思っています。ただ勢いに乗っている声優が盛り上げるだけの歌を出す活動にはしたくなくて、できればアニソンをやっていきたいと思っているし、最終的には業界への恩も返したい。自分の本業に返ってくるものじゃないと意味がないと思っているので、還元していく気持ちを表していきたいです」
――今後はアニソンを中心に活動していくのでしょうか?
「アニソンって幅が広くて、ジャンルでは表しづらいと思いませんか?僕はそこに自由度みたいなものを感じていて、今回は1stEP『華灯』をリリースしましたけど、その音楽性に縛られることなく、次の新曲は全く違うジャンルにしてもいいと思っているんです。例えば、ダンサブルな曲で踊り出しても面白いと思うし、そういう自由なことができるのが声優アーティストのいいところだと思っているので、たくさん開拓していきたいです。すでにいろいろな方が活動されていますが、それとは少し違った見せ方をしていけたらいいなと思います」
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――「華灯」というタイトルに決めた理由はなんですか?
「タイトルの大元は『街の灯』からイメージが出来上がっていきました。『真夜中のラブ』だったら同じ夜中でも店の看板やオフィスビルの照明で明るさや色が変わってくる。そういう街が照らされる明かりの色の差、時間帯にスポットを当てたら面白いかなって。だから『灯』という字に注目して、そこにカラフルな意味合いで『華』を入れると大人の空気感が含まれていくような感じがして、悩みながらスタッフさんたちと選びました」
――リード曲「sugar」の聴きどころを教えてください
「この曲は僕が友達同士の会話からインスピレーションを受けた曲で、『幸せ』って何だろうというところから始まっています。ただ重い意味ではなくて、例えばご飯がおいしいだけでも幸せを感じますよね。それぐらいの軽いノリで話していることをメモにしたもので、作詞作曲のクレジットに僕の名前は入ってないんですけど、思想を濃く反映してもらっていて、その思いが昇華された曲になっています」
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――レコーディングで印象に残っていることはありますか?
「自分の音域に合っていてすごく歌いやすかったんですけど、難しさみたいなものを要所で感じることは多かったです。キャラクターソングはキャラクターとしてニュアンスが出せているかが一番で、それ以上の細かいところは求めていなかったりするんですよね。でも、個人の活動だとキャラクターを背負っていないので、世界観や歌詞を伝えるための歌い方にこだわりの比重が置かれるようになって、いろいろなところがシビアになってくる。声優ってなかなかそういう機会がないので、こだわれる代わりにレコーディング時間も長くなるし、すごく考えながら歌っているので意外と疲れました。『sugar』は4曲の中で一番シンプルに聞こえる曲かもしれないですが、シンプルだからこその難しさがありましたね。終わった後は甘いものが欲しくなったので、シュガーのたっぷり入ったチョコがおいしかったです(笑)」
――最後に読者の方へメッセージをお願いします
「昨年、デジタルでシングルをリリースしていますが、CDとしてはこれが1枚目になるので、新たなスタートだなと思っていますし、名刺代わりになる作品が生み出せた嬉しさを感じています。今回の1stEP『華灯』は、曲ごとにスポットを当てている時間帯があって、4曲まとめて順番に聞くと時間帯が変わっていくことに気付くことができるようになっています。曲の世界観も楽しめると思いますので、まずは曲順に聴いてみてください」
撮影・取材・文=永田正雄
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