日向坂46・齊藤京子、往年の名曲揃いのセットリストに込めた思い「同世代の方たちに知ってもらいたい」
2023.6.14(水)
日向坂46・齊藤京子が出演する「MTV Unplugged Presents: Kyoko Saito from Hinatazaka46」が6月24日(土)にMTVにて放送される。
同番組は、世界中のトップアーティストが出演し、独創的で個性あふれるアコースティックライブの源流として歴史を刻んできた伝統的な音楽番組。齊藤京子にとってはソロとして初の有観客コンサートとなり、村下孝蔵の「初恋」やLe Coupleの「ひだまりの詩」、宇多田ヒカルの「First Love」など、多彩なセットリストで観客を魅了した。
今回は、初のソロコンサートを終えたばかりの彼女にインタビューを実施。感想やセットリストへのこだわり、今後の夢などについて語ってもらった。
――初の有観客でのソロコンサートはいかがでしたか?
「最高の思い出になりました。ソロコンサートが終わってからしばらく経っているのですが、未だに余韻に浸っているといいますか。私は歌手になりたいという夢を持ってこの世界に入って、いつかソロで歌手になって有名になりたいという思いがあったので、その夢を叶えられて歴史に残る1日になりましたね。しかも、今回は初めての有観客で、客席が見える状態の中で歌っていたので、見渡すとたくさんの方が私に注目して見てくださっていて。その光景を見ると目頭がジーンと熱くなりました」
――今回のソロコンサートに向けてはどのような準備を進められたのでしょうか?
「いつもより喉のケアをしっかりするようにしました。いつも担当してくださっているボイストレーナーの先生から喉のケア方法を教えていただいたり、家の中でも極力声を出さないようにしたり、辛いものを食べないように心がけたりと気を遣いながらの生活で......。曲に関してもセットリストをまとめたプレイリストを作成して、繰り返し聴いて予習しましたし、バンドのみなさんと話し合う中で色々と構成を変えて改善したりしました」
――今回は衣装にもこだわりが感じられましたね
「そうですね。私の冠番組『キョコロヒー』と同じスタイリストさんにオーダーをしました。オーダーとしては、肩出しをしたり、透け感のあるアイドルらしい衣装ではなく、コンサートの世界観に合わせていつもの私のイメージを覆すようなかっこよくて個性的な衣装をお願いしますと伝えました。要望に応えていただいて、私にとって大切な衣装になりましたね」
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――セットリストは齊藤さんが考案されたとのことですが、どのような基準で選ばれたのでしょうか?
「去年開催した『MTV LIVE SESSIONS』ではMTVさんが私の歌声をどうプロデュースするかがテーマだったので、これまで歌ったことのない曲や触れたことがない曲を歌わせていただいて、私の新たな一面をお見せする形だったんです。今回は初の有観客でのソロコンサートということで、思い入れの強い曲だったりとか、今までテレビ番組やMTVさんで披露した中で反響をいただいた曲だったり、私の思いが詰まったセットリストになっています。私自身、80年代とか90年代の曲が昔からすごく大好きなので、私が歌うことによって、同世代の方たちに『こんな素敵な曲があるんだよ」というのを知ってほしいと思って選曲しました」
――周囲からの反響はありましたか?
「この前ラジオでご一緒している鈴木美羽ちゃんがLe Coupleさんの『ひだまりの詩』を聴いて泣きましたと言ってくれて、まさに狙い通りだったと言いますか、すごく嬉しかったです!」
――個人的に日向坂46の「恋した魚は空を飛ぶ」が意外な選曲だなと感じました。なぜこの曲を選ばれたのでしょうか?
「いつもだったら歌えないような、ここでしか聴けない曲を歌いたいなと思っていたので、『僕なんか』のような全体曲だけじゃなくて、自分が関わってない期別曲やユニット曲を入れたいと最初から思っていました。二期生の『恋した魚は空を飛ぶ』を初めて聴いたときに、すごく衝撃を受けたというか、羨ましいなと思って、いつか私も歌いたいと思っていましたし、この曲は卒業した渡邉美穂のセンター曲で、二期生が全員揃って披露したことがない曲でもあったので、少しでもこの曲をファンの方に伝えられたらなという思いもあって、今回選ばせていただきました」
――齊藤さんのソロ曲「居心地悪く、大人になった」はラストに披露されましたね。これまでも歌い続けてきた曲で、齊藤さんにとっても大切な曲なんじゃないかなと思うのですが、改めてどんな曲ですか?
「初めてのソロ曲で本当に大切な曲ですね。サビに『今ここにいるのはあの頃の自分じゃない』という歌詞があるのですが、月日が経てば経つほど、この曲にすごい意味が出てくるなと感じています。この前、ファンの方とのオンラインでのミート&グリートがあったのですが、『今のきょんこがこの曲を歌うと感慨深いね』と言ってくださって。最後の1曲として披露できてとてもうれしいなと思います」
――この1年を振り返ると、「THE FIRST TAKE」で「僕なんか」をソロで披露したり、初めてのセンターを務めたりと、歌と向き合う機会が多かったのではないかと思います。この間に歌への向き合い方に変化はありましたか?
「表現力をもっと高めていきたいという欲が強くなりましたね。やっぱり生バンドの中で1人でポツンと真ん中に立ったときに、もう少し全身を使って歌ってみたりとか、もっと表現力を上げなければ、ファンの方は喜んでくれないと思うんです。なので、今後はもっと歌うことと向き合って、今よりも表現力を身につけていきたいです」
――実際に今回のソロコンサートではこうした課題はクリアできましたか?
「今回に関して言えば、自分ではできたと思っています。本番では上半身や下半身を使って伸び伸びと歌うことができました。実はリハーサルの段階ではガチガチになってしまいって、あまり体を動かすことができなかったんです。でも、本番になっていきなり体が動いて、魂を込めて歌うってこういうことなんだなと実感しましたね」
――2021年に緑黄色社会さんのステージにゲストボーカルとして参加したことが歌と向き合うきっかけになったとブログでお話されていましたが、齊藤さんにとって歌とはどのようなものですか?
「つながりかなと思います。ミート&グリートでも多くのファンの方から感想をいただくたびに、歌を通して自分の思いが伝えることができているんだなと実感するんです。歌うことによってこうやってファンのみなさんが集まって一緒に時間や感動を共有できるというはまさにつながりだなと。ご時世的にも対面で会う機会も少なくなってきているので、こうしてソロコンサートを開催することで、ファンの方とも会うことができてうれしいですね」
――齊藤さんの夢が実現した今、今後ソロの活動でやってみたいことはありますか?
「今回のソロコンサートで私の夢が叶ったのですが、これが夢の始まりになったらいいなと思っています。今回を機に定期的にソロコンサートを開催して、少しでも歌を届けたいという気持ちが強くなったので、これで終わりではなくて、始まりになれたらいいなというのが次の夢です」
――現時点でこれから歌いたい曲というのは頭の中で浮かんでいる?
「具体的にこの曲をやりたいという構想が今あるかと言われたら、まだ思い浮かばないんですけど、いろんな曲に挑戦したいっていう気持ちはあります。去年の『MTV LIVE SESSIONS』では洋楽に挑戦したり、ジャズっぽいアレンジの曲をやってみたり、今まで歌ったことのないような曲を歌ったりしましたし、いろんなジャンルを歌えるアーティストになりたいですね」
――本公演の映像はMTVで放送されることが決定していますが、視聴者のみなさんに向けてメッセージをお願いできますか?
「会場では臨場感や空気感を楽しむという醍醐味があると思うんですけど、放送では映像をじっくりと見て、歌に耳を傾けられると思うので、ぜひ落ち着いた気持ちで楽しんでいただけたらと思います」
取材・文=川崎龍也
放送情報
MTV Unplugged Presents: Kyoko Saito from Hinatazaka46
放送日時:2023年6月24日(土) 20:30〜
チャンネル:MTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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