「キム秘書」とはまたタイプの違った完璧女子に！パク・ミニョンのキュートなヒロイン力に魅了される「大人の三角関係」

2023.6.8(木)

初放送から5年が経つ今もお仕事ラブコメとして高い人気を誇る「キム秘書はいったい、なぜ？」(2018年)。ナルシストなツンデレ御曹司を演じたパク・ソジュンの当たり役もさることながら、完璧なOLファッションに身を包んだパク・ミニョンのキュートな魅力も、同作が色褪せない要因の一つだろう。

そんな"ラブコメ女王"であるミニョンの本領発揮ともいえる作品が、2022年の主演ドラマ「月水金火木土」だ。

6月9日(金)にアジアドラマチックTV(アジドラ)にて第1話が先行放送される「月水金火木土」(7月11日(火)よりレギュラー放送開始)は、"契約結婚"を描いたラブコメディ。ミニョンが「プライバシー戦争」(2020年)のコ・ギョンピョ、「100日の郎君様」(2018年)のキム・ジェヨンと三角関係を繰り広げる。

■パク・ミニョンが"契約結婚マスター"に！真逆な2人の男性との三角関係

「キム秘書はいったい、なぜ？」の秘書や、「彼女の私生活」(2019年)の美術館キュレーター、さらには気象庁職員を演じた「気象庁の人々：社内恋愛は予測不能？！」(2022年)など、数々のオフィスラブコメで魅力を発揮してきたミニョン。

隙のない美貌と完璧なファッション＆メイク、滑舌のよいセリフ回しも相まって"デキるキャリアウーマン"のイメージが強いが、「月水金火木土」はその真骨頂。「職業は結婚」と言い切る"バツ12"の契約結婚マスターを演じている。

"契約結婚"はラブコメの王道モチーフだが、「月水金火木土」でミニョンが演じたサンウンはまさに、その決定版。契約を交わして顧客の望み通りの"妻"を演じ報酬を得ることを仕事にして13年。顧客の要望があってサンウン側のタイミングも合えば、オプションとして籍も入れるという"その道のプロ"で、戸籍には離婚歴、いわゆる12個もの"バツ"がずらりと並んでいる。

そんなサンウンと、5年間にわたって「月・水・金曜の夜は一緒に食事をする」という結婚生活を続けるミステリアスな顧客・ジホ(ギョンピョ)、そして、スケジュールの空いている火・木・土曜に新たに契約した影のあるスーパースター、へジン(ジェヨン)との奇妙な三角関係が、"重婚"のドタバタを交えて描かれる。

■思いがけないキスも情熱的...ビジネスライクな関係から始まるロマンスの行方

ミニョン演じるサンウンは賢く快活、さまざまな資格とスキルを持つ完璧女子で、英語やフランス語もペラペラ、劇中ファッションも毎回見事。ピンヒールにハイブランドのスーツやバッグで固めたお仕事スタイルをはじめ、ウェディングドレスや伝統衣装姿など、華やかなファッションはどれもチャーミングで、顧客でなくとも見惚れてしまうほど。

ジホとは5年間、"勤務中"もほとんど会話もなく、ビジネスライクな関係を続けてきたサンウン。だが、彼女がこの仕事を辞めようと決心したその時から2人の関係が変わり始め、さらに新規顧客のへジンの登場によって、完璧だった契約結婚マスターの仕事ぶりに綻びが生じ出す...。

3人の関係、中でも契約終了を意識して初めて互いの存在の大きさに気づいていくサンウンとジホのぎこちないやり取りが堪らない。割り切った関係だったはずの2人が徐々に笑顔を見せたりケンカをしたり...。グンと距離が縮まった瞬間に、ふと交わすキスも、意外なほどに情熱的だ。

一方、「100日の郎君様」では無口な刺客・ムヨンを演じ注目を浴びたキム・ジェヨンは今作で、正反対のスターオーラに溢れた人気俳優のヘジンを熱演。当然ながらビジュアルは完璧でセクシーな男の色気を漂わせる"表の顔"に対し、プライベートで見せる素顔とのギャップがヤバい。飼い猫に初恋相手の名前を付けて可愛がる...という意外な一面もいいが、猫は全く懐いておらず、そんな愛すべき"残念キャラ"にも親しみを感じてしまうはずだ。

完璧なルックスの美男美女3人が繰り広げるドタバタ契約結婚は、やがて思いもよらない展開に...。ラブコメの王道要素がそろったパク・ミニョンの新たな代表作、この機会にぜひ堪能してみてほしい。

文＝酒寄美智子

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