黒木瞳が映画「魔女の香水」で共演の桜井日奈子から刺激を受けたことを告白「すごいエネルギーを感じた」
2023.6.4(日)
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黒木瞳が出演する映画「魔女の香水」が6月16日(金)より公開される。
同作品は、黒木演じる"魔女さん"と呼ばれる香水店を営む女性が、香りと言葉で背中を押し、登場人物たちの希望を切り開いていく爽快なシンデレラストーリー。バンケットホールで派遣社員として奮闘する若林恵麻(桜井日奈子)は正社員になることを目標に頑張っていたが、上司のセクハラ行為を抗議したことで職を失ってしまう。自暴自棄になった恵麻は、夜の街のスカウトマンに連れられ"魔女さん"と呼ばれる白石弥生(黒木)の香水店を訪れ、その店を手伝うことになる。
今回、黒木にインタビューを行い、演じる上で意識したことや桜井の印象、自身の香水にまつわるエピソードなどを語ってもらった。
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――作品のどんなところに魅力を感じられましたか?
「まず香水という物をアイテムとして選ばれたというところが斬新で面白いなと思いました。ただのアドバイザーではなく、『この香りにこういう力があるから』ということで背中を押すというのは新しいですよね」
――"魔女さん"と呼ばれている弥生を演じる上で意識したところは?
「香水の力を借りながら、いろいろな女性の背中を押してあげるメッセージがセリフの中でふんだんに使われているので、観てくださるお客様にもそのメッセージがきちんと伝わるように意識しました。(弥生の)容姿やシチュエーションに関しては、監督が強いイメージをお持ちだったので、そういったものに助けられて役作りができたのは大きかったですね」
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――弥生の印象は?
「"愛"と"孤独"を両方持っているので、すごい女性だなと思いました。『愛って時間も空間も超えて、いつでも会える』みたいなセリフは、私は言えないので(笑)。あそこまで一途に思えるなんて理想的だなと思いながら、(作品の中で)弥生として生きることができてすごく満足しています」
――共演された桜井日奈子さんの印象は?
「プライベートなお話はできなかったのですが、お芝居と真摯に向き合われている姿からすごいエネルギーを感じて、とても刺激をいただきました」
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――ご自身は香水を使ってらっしゃいますか?
「毎日、使っています。私は人生で2種類の香水しか使ったことがなくて、宝塚時代にはイヴ・サンローランのリヴ・ゴーシュ、今はマダムロシャスのビザーンスです。両方とも廃番になっているので、今回の映画を機に新しい香りを探そうかなと思っています」
――宝塚時代と現在とで香水を変えた理由はありますか?
「嗅覚って一番記憶と結び付くと言われているので。一度、退団した後に宝塚時代の香水をつけてみたことがあって、その時にやはり現役中のことを思い出すんですよ。映画やテレビのお仕事をしようと決めて東京に来た時に、宝塚時代のことは一度忘れてゼロから出発しようと決めていたので、新しい香りを探したというのがきっかけです」
――ご自身にとって"香り"とはどのようなものでしょうか?
「記憶を想起させてくれるものですね。リヴ・ゴーシュが宝塚時代を思い出させてくれますし、夕暮れの"香り"などは故郷の母との情景を思い出させてくれたりします」
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――弥生や恵麻は香水に魅了されていますが、黒木さんが魅了されている物は?
「ジュモーのアンティークドールに魅了されています。お顔が好きなんですよね。みんな『怖い』とかって言うんですけど、19世紀の人形なんかは『何百年も経っていて、まだここに存在している』と思うと、『本当に喋ってくれないかな』って思っちゃうくらい愛着が湧くんですよ」
――最後に、映画をご覧になる皆さまにメッセージをお願いします
「この映画には、香水の力によって本当にいろいろな方々の背中を押す言葉がちりばめられています。どれか一つでも心の琴線に触れるようなセリフに出会っていただけたらと思います」
撮影=中川容邦 取材・文=原田健
ヘアメイク=在間亜希子(MARVEE) スタイリスト=大迫靖秀
放送情報
映画「魔女の香水」
2023年6月16日(金)よりTOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー
公式サイト:https://majo-kousui.jp/
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