岩田剛典と新田真剣佑が演じる表裏一体のバディ!壮大な物語で深まっていく二人の関係性
2023.5.23(火)
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現在放送中のドラマ「あなたがしてくれなくても」で影のある男性を好演している岩田剛典。「聖闘士星矢 The Beginning」で主演を飾り、海外のスターたちと渡り合う存在感を見せている新田真剣佑。話題作への出演が相次ぎ、俳優として幅広い活動を引っ張りだこの二人が初共演を果たし、表裏一体のバディを熱演したのが映画「名も無き世界のエンドロール」だ。
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(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
行成薫の同名小説を映画化した本作は、複雑な家庭環境で育った幼なじみが、ある壮大な計画を企てるサスペンス。支え合いながら生きてきたキダ(岩田)とマコト(新田)は、20歳になったある日、政治家令嬢でモデルのリサ(中村アン)と出会う。彼女に強く惹かれたマコトは、キダの協力のもと10年の月日を費やしてプロポーズの計画を準備していくが、それには裏があった...。現在と過去を行き交いながら、ことの全貌が徐々に明かされていく。
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(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
岩田が演じたのは、両親のいない環境に生まれながらも同じ境遇のマコトと共にたくましく生きてきたキダ。ある日、家族同然のマコトが忽然と姿を消すとその行方を探すために裏社会に潜入。そして2年後、ついに再会したマコトのある計画を聞き、汚れ役として加担していくキャラクターだ。
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(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
ムードメーカーなマコトを半歩後ろから見守るような性格で、再会後もマコトの計画を実行するための交渉屋という黒子に徹して暗躍。目的のためには冷酷な手段も駆使する一面も持ち合わせており、リサの恋人を銃で脅して別れさせる一幕では鋭い目つきでターゲットを見つめながら、表情ひとつ変えずに淡々と恐ろしい言葉を放つ氷のように冷たい顔を覗かせる。爽やかな岩田のイメージからかけ離れた表情がなんとも印象的だ。
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(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
そんな控えめなキダに対し、新田が演じたマコトはドッキリを仕掛けることが生き甲斐という明るい青年。しかし20歳の時にある事件が起こると心に闇を抱え、ある壮大なドッキリを果たすためキダの協力のもとワイン輸入会社の社長として表舞台で成り上がっていく。
華やかな表舞台が似合うような爽やかな笑顔を浮かべているが、胸中には複雑な感情が蠢いており、新田はそんな危うげなキャラクター像を巧みに表現。どこか胡散臭い笑顔を振りまいたと思えば、次のシーンでは死んだように空を見つめる虚無な眼差しを携えるなど、振り幅のある演技でマコトのダークな一面を浮き彫りにした。
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(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
性格も生きる世界は正反対のまさに表と裏、陰と陽な二人だが、互いに不可欠な存在としてのバディ感も抜群。回想シーンでドッキリに引っかかり嬉し恥ずかしそうなキダとそれを見て喜ぶマコトの微笑ましい空気感から、軽口を叩き合う会話のテンポや口調、時には計画を巡ってぶつかり合う様子まで、岩田と新田は息の合った演技で、互いへの信頼や思いやりが深まっていく様子を画面上に描き出している。
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(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
そんな二人の人生が動いていくきっかけとなるヒロインも存在感を放っており、突如として姿を消してしまう幼なじみのヨッチ役を山田杏奈が好演。天真爛漫だが忘れられることが怖いという物憂げな雰囲気を漂わせ、存在感を放っている。実際は年の大きく離れている3人だが、仲睦まじげな様子が画面からからは伝わってくることだろう。また中村アンもまた持ち前の美貌を生かしながら、物語の鍵を握る高飛車なリサをケレン味たっぷりの演技で表現している。
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(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
一つの出来事で人生が大きく変わっていく様子を幅のある演技、そして絶妙なバディ感で表現してみせた岩田剛典と新田真剣佑。俳優として飛躍する彼らの魅力を今作でも堪能できるはずだ。
文=HOMINIS編集部
放送情報
名も無き世界のエンドロール
放送日時:2023年6月8日(木)21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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