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「情に厚い人」と呼ばれるイ・サンヨプ、韓国版「昼顔」の反響ぶりに「ロマンティックな目つき、と呼ばれるようになりました(笑)」

2023.4.7(金)

イ・サンヨプ
イ・サンヨプ

日本のドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」のリメイク作「平日午後3時の恋人たち」や、「あなたが眠っている間に」「一度行ってきました」など数多くの話題作に出演している韓国のトップ俳優イ・サンヨプ。

3月8日にはスカパー!主催の新たな韓流イベント「スカパー!チンチャ韓サムDAY」のvol.1として開催されたファンミーティングが大盛況。過去の出演作を振り返るトークや素顔が垣間見える多彩なゲーム企画、さらには歌のパフォーマンス、サプライズゲストの登場...と盛りだくさんの内容で、5年ぶりとなる来日イベントで多くのファンを楽しませた。

実に5年ぶりの来日イベントを行ったイ・サンヨプ(「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」夜公演より)
実に5年ぶりの来日イベントを行ったイ・サンヨプ(「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」夜公演より)
「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」(昼公演)より
「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」(昼公演)より

今回はそのファンミーティングで来日を果たしたイ・サンヨプにインタビューを敢行。日本のファンへの想いや俳優としてのスタンス、プライベートな質問までたっぷりと話を聞かせてもらった。

――日本でのイベントは実に5年ぶり。率直にどのような心境ですか?

「古い友達に会うような感覚でワクワクしています。本当はもっと早く会いに来たかったんですけどね。でもいろんなことがあって、5年という空白ができてしまったことに対しては残念だな、申し訳ないなという気持ちがあります。ですので、今回は一人一人をしっかり目に焼きつけるくらいの意気込みでステージに上がりたいと思っています」

――日本のファンにはどんな印象がありますか?

「気さくな方が多くて、気楽にリラックスして会えるというか。さっきも言ったように古い友達のような、そしていつも僕の味方でいてくれるという印象があります。あと、お会いしたときは皆さんが僕をジーッと見てくれる(笑)。その視線がいつも温かいなと感じています」

――次は俳優としてのお話を聞かせてください。ご自身の中で強く印象に残っている作品はどれですか?

「『一度行ってきました』はとても記憶に残っています。非常にたくさんの方に愛された作品でしたし、自分と役が似ているなと思う部分もあって愛着があります。転機になったのは『平日午後3時の恋人たち』。自分が演じるキャラクターを皆さんが好感を持って見てくれて、理解してくれているなと感じました。こういう役もやっていいんだって視聴者を信じられるようになった、演じて良かったと心から思う作品です」

――濃厚なラブロマンスが話題を呼んだ『平日午後3時の恋人たち』ですが(ファンミーティングではヒロインのほどけた靴を結んであげる有名なシーンをファンと共に再現する企画も大好評!)、韓国ではどのような反響が得られましたか?

「"ロマンティックな目つき"と呼ばれるようになりました。それを僕の口から言うのは恥ずかしいですが(笑)、すごく光栄に思っています」

「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」(昼公演)より
「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」(昼公演)より
「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」(昼公演)より
「スカパー!チンチャ韓サムDAY vol.1」(昼公演)より

――普段、作品を選ぶ際に大事にしていることはありますか?

「シナリオを読んだときに自分の頭の中で映像として描けるかどうか、そして、これまでやってきた作品との違いが出せるか...というのを考えます。大体は最初の時点で感覚的にピンと来たものをお受けしている気がしますね。自分の新たなカラーを出していくことも大事ですが、自分に合っている役を演じるのも重要だと思います」

――人気バラエティ「シックスセンス」シリーズや「ARTISTOCK GAME」の単独MCなど、バラエティでもご活躍です。俳優以外の活動はどんな刺激になっていますか?

「『シックスセンス』は時間が経つのがあっという間。いつも"え、もう終わり?"という感じですし、韓国の大物MCで僕の兄貴的存在でもあるユ・ジェソクさんとの共演も毎回すごく楽しい。そういうところで癒されて、次に作品の現場へ行くとリフレッシュして演技に挑める気がします。『ARTISTOCK GAME』は情熱に満ちた歌手の方を見ていてすごく感動をもらうんですよね。『シックスセンス』も同様ですが、演技以外のことに触れている時間は単純にいろんな刺激を得られるし、お芝居をする際のパワーにもなっているんじゃないかと思います」

――リフレッシュと言えば、今、プライベートでハマっていることは?

「ゴルフを始めたばかりで、今撮っている作品が終わったら本腰を入れてやってみたいです。いずれ友達とコースを回ったときに少なくともビリにはならないようにするのが目標。あとは...(日本語で)ムキムキ。体重を増やすとかではなく、"うわー!"っていう(逞しい)体になりたいんです。あくまでも目標ですけど(笑)」

――最後はご自身のキャラクターについて聞きたいのですが、普段、周りの人にどんな人と言われることが多いですか?

「自分で言うのは憚られるのですが、"情に厚い人"と言われたりします。家族や友人といった周りの愛する人たちを尊重して、彼らの話をよく聞き、考えるようにしていたら、いつの間にかそういうふうに言われるようになったというか...」

――イ・サンヨプさんの優しい人柄に多くの人が惹きつけられているんでしょうね(ファンミーティングでは仲の良いジン(BTS)とのエピソードや、普段から親友と公言する俳優オン・ジュンワンがステージにサプライズ登場したことも話題を呼んだ)。
例えば、周りの人の誕生日や記念日は忘れずに祝ったりもするんですか?

「やれる範囲で...になりますけど、記念日にはご挨拶に伺ったり、仲のいい友達の誕生日にプレゼントを贈ったりしています。周りの愛する人たちにその気持ちを示す行動はこれからも続けていきたいなと思っています」

文=川倉由起子  撮影=押木良輔