紅ゆずる率いる「紅5」が爆笑トークを披露!夜の部では「パッサァ」コンビのエピソードも!
2023.3.24(金)
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宝塚歌劇団の大ファンである、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太。まだファン歴の浅い彼が"宝塚男子"を目指し、OGゲストや専門家・研究家の方々から「宝塚歌劇団」に関する知識やしきたりを学び、その魅力を伝える番組「山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?」。番組初となる1日限りのリアルイベントが、3月5日に東京・六本木のハリウッドホールで開催された。
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⒞スカパー!
昼の部は、MCの山里に加え、宝塚歌劇団星組から生まれたユニット「紅5」のメンバー、元星組トップスター・紅ゆずる、元星組スターの壱城あずさ、如月蓮、天寿光希をゲストに迎え、「僕も紅5に入れてくれない?」と題したトークが展開した。
久しぶりに「紅5」が集合するとあって、熱気に包まれた超満員の会場に山里が登場すると、客席からは大きな拍手が湧き上がる。山里は「僕からすれば、拍手を贈りたいのは皆さんの方ですよ。宝塚の沼にハマらせていただきましたが、皆さんは先輩方ですからね! 僕が大好きな宝塚を支えてくださっているのが皆さまですからね」と、あいさつ。そして、紅5のメンバーが遂に登壇。紅は赤のジャケット、壱城はブルーのカットソー、如月はイエローのニット、天寿はグリーンのチェックのカットソー&パンツと、それぞれメンバーカラーを取り入れた衣装で登場すると、会場は一気にヒートアップ。特撮戦隊シリーズをモチーフにしているユニットらしく、各メンバーが持っている必殺技を交えてのあいさつの後、最初のコーナー「5人の事件 教えてKURENAI?」から楽しいトークが始まった。
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紅が宝塚歌劇団88期、壱城と、この日は会場に来ることができなかった美弥るりかが89期、如月が90期、天寿が91期という先輩・後輩の間柄だが、本来であれば上下関係が厳しく、礼儀を重んじた関係になりがちなところ。しかし、「紅5の活動だけは自由な関係でいられるようにリーダーがそういう空気を作ってくれた」と最下級生の天寿が言うと、「いい下級生を持ちました!ありがとうございます!」と紅はにっこり。結成のきっかけについては、壱城が「東京宝塚劇場のロビーで公演前のウォーミングアップをさゆみさん(紅の愛称)と美弥が一緒にしていて、『AQUA5』さん(2007年に宝塚歌劇団雪組の男役スター5人で結成された公式ユニット)のポスターを見て『こういうのやりたいよね』って3人でポーズを決めながら言っていたんです。その後に、エレベーターを降りた如月を呼んでポーズを取って、『やっぱり一人足りないな』と思っている時に、すごい遠くを歩いていた天寿を呼び寄せて、結成されたんです」と説明。紅が「たまたまそこに来た人が勧誘されるというとんでもないグループで、入会理由は『通った』だけです」と明かすと、会場から笑い声が起こっていた。山里が、天寿に「声を掛けられた時、どう思われましたか?」と訪ねると、「...怖いな、と思いました」と正直に告白すると、場内から笑い声と拍手が沸いた。
続いて、結成15年目を迎えてもまだ劇団非公認なために公式グッズがないことや、真夜中のバレエ教室に集まってネタ作りに励んだこと、そして劇団の職員から「ファンが待っているよ」と言われたために、全員がそれぞれのポーズを決めた状態のままエレベーターで出口まで降りたものの、誰もいなかったという「エレベーター赤っ恥事件」など、さまざまなエピソードを明かすたびに、会場は爆笑に次ぐ爆笑が巻き起こる。
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そんなムードの中で、紅5のブラック担当・美弥からのビデオメッセージが流れると、この日一番の歓声が上がる。「私にとって『紅5』は宝塚時代の中でも本当に濃い思い出のひとつでして、笑っちゃうくらい自分たちでセルフプロデュースして、いろんなアイディアを使っていたのを思い出します。その時のファンの皆さんの応援がすごく嬉しくて、私にとって『紅5』は何年経っても色あせない大切な思い出なんだろうな、と思っています」とコメント。そして、皆さんにお願いということで、研究科1年の頃、壱城ら男役の生徒だけで、自分が一番格好良いと思う男役のポーズを取る「男役だるまさんが転んだ」を会場でやって欲しいというリクエストが美弥から寄せられた。
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さっそくステージ上で「男役だるまさんが転んだ」に挑戦する紅5メンバーは、思い思いに男役ポーズを披露。拍手の多さでどのポーズがカッコよかったかを決める場面では、天寿に一番大きな拍手が寄せられると、紅がちょっと悔しそうな表情に。すかさず壱城が「天寿、空気読みや!」とツッコむと、会場から笑い声と拍手が巻き起こり、山里が「良くないですよ!『天寿、空気読みや!』はダメです!」とたしなめる場面も。そしてカッコいいポーズを求められた山里が、トレードマークのメガネを外し、ニヒルな笑みを浮かべるとメンバーから「カッコいい!」と絶賛の嵐が巻き起こる。しかし、山里は「お子さま向けの写真館じゃないんだから」と照れまくっていた。その後は、順当に下級生から脱落し、「釣りバカ日誌」の浜ちゃんポーズを決める紅に、それを称える壱城という決勝戦を経て、紅が勝者となった。最後は、観客からの質問に答える「私たちの質問に答えてKURENAI?」や、ステージ上で4人と写真撮影できる権利が当たる抽選会「せっかくなんで最後に何かKURENAI?」が行われ、昼の部は大盛り上がりのうちに幕を閉じた。
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そして、夜の部は「おかえりパッサァスペシャル」と題し、白のパンツスーツに着替えた紅と、淡いグリーンのエレガントなワンピースに身を包んだ彼女とコンビを組んでいた元星組トップ娘役・綺咲愛里によるトークが展開した。2人が同じステージに立つのは、退団後すぐに共演して以来、ということもあり、会場の熱気もかなりのものに。そんな中で「紅ゆずる×綺咲愛里 パッサァコンビ ホントの絆」と題し、さまざまなエピソードが語られていく。最初は、二人の愛称「パッサァ」について。「べにあー」「さゆあい」など、さまざまな呼び名がファンの間で混在するなかで、二人が大好きなパスタの「パ」と、紅の愛称「さゆみ」の「さ」、そして綺咲愛里の「あ」を繋げて、紅が軽い気持ちで作ったそうで「どうして『パッサァ』って呼ばれているんやろと思ってました」と、当時の気持ちを明かしていた。
続いて「今だから明かす!? ふたりの出会い」と題し、8期も違いのある二人の初対面時の印象を互いに語り合う。綺咲は「私が入団した時は、さゆみさんはもう大スターさんで。親しく話しかけるような仲ではもちろんなかったですね」と振り返る。一方、紅は「めちゃめちゃ可愛い子だな」という印象を持ったそうで、二人が初共演した「ロミオとジュリエット」の舞台上では、ウエイトレス役の綺咲とマーキューシオ役の紅が毎回、アドリブで言葉を交わしていたことなども明かされた。
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そして、2人がトップに就任した際、紅は大先輩の大地真央・黒木瞳コンビのようになりたいという思いがあり、「『絶対に娘役さんを大切にしよう!』『絶対に守ろう』と思いました。それを楽屋で一番最初に言ったと思うんですよ」と振り返った。山里から、当時の気持ちを訪ねられた綺咲は「もう本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、実際、いつだって『一緒に隣で歩んでいこう』というのをいつも口にも出し、実践してくださって、本当にありがたい気持ちでした」と語った。
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続いては「パッサァコンビ幸せ出来事ベスト3」と題した、ハッピーなエピソードを発表。ここで山里が「実は『つらかったことありましたか?』と別々に聞いたところ、お二人とも『ない』と答えられました」と裏話を明かした。そして、2017年の『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』で結婚式のシーンで必要になるからと、バレンタインデーに指輪を買いに行ったことや、綺咲から手作りお菓子や料理を振る舞ってもらったことなどを明かした。第2位は、終演後の会話や食事会で楽しい時間を共有したこと、そして第1位は、退団公演千秋楽でのデュエットダンスの際に、紅が綺咲の耳元で「ありがとう」と囁いてしまったため、綺咲の涙腺が崩壊してしまい、衣装チェンジ中も、ずっと「いややー」と言っていたというエピソードが紅から明かされた。綺咲が「もうダメだ、というイメージですね」と当時の気持ちを振り返り、山里が「幸せ過ぎて自分がおかしくなった感じですね」とまとめたのに対し、綺咲が「おっしゃる通りです」と反応。その答えに山里が「おっしゃる通りって、あなたが言ったことを言っているだけですよ」と鋭いツッコミを入れると、紅と客席が大爆笑する場面もあった。
続いては、質問に対して同じ答えを出せるかを競う「今でも心は通ってる? クイズ・オープン・ザ・ハート」と題したクイズがスタート。「2人の思い出の場所といえば?」「紅さんの癖といえば?」「綺咲さんが無人島に1つだけ持って行けるとしたら何を持っていく?」といった質問に対して、それぞれユニークな解答と、それにまつわるエピソードが明かされるたび、会場は大きな笑いに包まれた。
夜の部も、昼の部同様に、客席からの質問コーナーや、写真撮影権抽選会などが行われ、幸せな空気の中、この日のイベントは大成功を収めた。
昼の部終了直後に行われた取材会にて、この日出席の面々からファンへメッセージが送られた。
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天寿「15年前に結成されたこの紅5、奇跡のユニットだなって。たまたま通行しただけで15年後、まさか山ちゃんさんと一緒にお仕事させていただくという奇跡の瞬間に、今日また1つ魔法のようなイベントに参加させていただけて本当に幸せでした。ありがとうございます」
如月「我々は、本当に自由な人間たちなので、またいつ集まれるか本当わからないですけど、ファンの方がいてくださる限り、私たちすごい頑張れますので、また応援していただけたら嬉しいです! よろしくお願いします」
壱城「この紅5は、リーダーがいつも『やろう』って言ってくださるから、こうして15年続けられたので、リーダーに『今日の景色を見させてもらってありがとう』と思います。リーダーの行動力と、ファンの方が応援してくださるからっていうのがあるので、今日もたくさん足を運びくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」
紅「本当にいい下級生を持ったな、って思っております。一番最初、紅5を作った時は、まだとてもハングリー精神が旺盛で、『スターさんってどんなんだろう』『宝塚のスターってどんなんだろう』というところから始まったんですよね。そこから、敷居が高い宝塚歌劇というものをちょっと違う目線で見ていただくのもありかなと思いつつ、根本は宝塚歌劇というところがどれだけ素晴らしいかを発信できる場でありたいなということが大事だと思っています。今後も、宝塚歌劇や自分たちを皆様にアピールする場であればいいなと思いますし、宝塚ファンの皆様、そして宝塚を観劇したことがない皆様にも見ていただけるきっかけになるグループであればいいなと思っております。今後もよろしくお願いいたします」
綺咲「今回、イベントという形で、生の空間でお客様とご一緒できるのが、今から本当に楽しみなんですけれども、やっぱり宝塚ご存知でない方や、辞めてから知ってくださった方が『こういう世界だったんだ』とか、『こんなに楽しいんだ、観に行ってみよう』と思ってもらえるとすごく嬉しいです。宝塚時代から応援してくださってる方々には、一緒に懐かしんで思い出しながら、お話を楽しんでもらえたらなと思います」
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⒞スカパー!
最後に山里へも、こんな質問を投げかけてみた。
――自身の欲望を具現化したら、こんなにいろんな人を巻き込んで、かつファンの皆さんも喜ぶような場所が作れた!ということについて、ご感想お願いします。
「ご機嫌です!今後もずっとやっていきたいなと思いました!」
文=中村実香
放送情報
山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?Season2 新作第7幕後編
MC:山里亮太 ゲスト:愛月ひかる(元星組スター)&花乃まりあ(元花組トップ娘役)
配信日時:<後編>2023年3月25日(土)0時~開始
配信先:スカパー!番組配信 チャンネル:「オール契約者」チャンネル
https://streaming.skyperfectv.co.jp/tv-843351
※有料チャンネル、プラン・セットのご契約が必要です
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