元宙組トップコンビ・朝夏まなと、実咲凜音が歌劇団時代を振り返る！「あれよりいい宝塚人生はないと思うから、私はもう満足です」

2023.2.4(土)

自他共に認める宝塚歌劇団の大ファンでもある、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太。まだファン歴の浅い彼が"宝塚男子"を目指し、OGゲストや専門家・研究家の方々から「宝塚歌劇団」に関する知識やしきたりを学び、その魅力を伝える番組「山里亮太の宝塚男子になってもいいですか？」がリニューアルして帰ってきた。新作第6幕目のゲストは、元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏まなとと、元宝塚歌劇団宙組トップ娘役の実咲凜音。"まぁみり"という愛称でファンに愛されてきたトップコンビに番組収録後、インタビューを行い、在団中の思い出などを聞いた。

――今日の収録のご感想をお聞かせください。

朝夏「もう本当に懐かしい話から最近の話まで、すごく深堀りしていただいて。海より深い"まぁみり"の絆を皆さんにお伝えするとともに、私たちも何か発見があって、すごく面白かったですし、やっぱり山里さんの話術に今回もたくさん乗せていただいて楽しかったです！」

実咲「山里さんの話術に助けていただきながら、宝塚を退団しても、こうしてコンビで、一緒にお仕事させていただけることが、すごくありがたいご縁で嬉しいことだなって思いながら、今日はお仕事させていただきました」

――宝塚男子についての印象は？

朝夏「『銀河英雄伝説＠TAKARAZUKA』の時は、客席にヤン・ウェンリーのコスプレをされた方がいらっしゃったと聞きましたね。あと、夜公演はお仕事帰りの男性の姿を多く見かけたことを覚えています」

実咲「最近、卒業してから宝塚の舞台を観に行っても、男性の方が結構いらっしゃるんですよね。男性お一人でしたり、ご夫婦だったり、お友達同士で来ていらっしゃって」

朝夏「若い方も増えていて、うれしいですよね」

実咲「今日、お目に掛かって、改めて山里さんのお話を伺うと、結構コアな部分をお話されていて『山里さん、タカラジェンヌでした？』くらいな感じの目線と感想をおっしゃられていて」

朝夏「『宝塚男子になってもいいですか？』じゃないですよね。『ですけど、何か？』みたいな感じ、という印象です、もう。すごいよね」

実咲「そう。すごいなって思いました」

朝夏「本当にお詳しいですよね」

――受験前に音楽学校受験前に抱いていたトップコンビという存在への印象と、ご自身がトップコンビになられてからの印象の違いをお聞かせください

朝夏「いや、もうなんかキラキラの服着られて、羽根背負って、やっぱりその人のためにある公演みたいな感じで、『すごいなあ』『カッコいいな』って思っていたけど、まあ、カッコいいことばかりじゃなかったなと(笑)。『先輩方はこんな大変なことをされていたんだ』っていう尊敬の念がまた増したって感じです。羽根の重さは責任の重さでしたね。あと、自分のことだけじゃなくて、周りに全部目をくばらなきゃいけなかったりとか。ただ華やかに見えるだけじゃなくて、その裏にたくさんの人の協力があって、そしてご本人の努力があってのことだったんだなって思いました」

実咲「トップコンビさんを観ていた側だった時は、『本当にキラキラしているな』という印象なんですけど、結構私は波に呑まれながら、自分自身がトップ娘役という場所に連れて行ってもらった感じがして。『美しくあってあたりまえ』の宝塚で、その美しさを追求するのはこんなに大変なんだ、というのはトップ娘役という立場をさせていただいて、すごく感じました(笑)。衣装の着方ひとつから、歩き方とか、美を求めるというのは、難しいし大変だなあって思いますね」

――生まれ変わってもまた宝塚歌劇団に入団されますか？
実咲「私は入りたいと思う方です」

朝夏「やりきった！　私は観たい！　今度はファンでいたい」

実咲「予科・本科なしで入りたいな、私(笑)」

朝夏「そらあかんやろー(笑)。いいじゃない、山里さんと同期になれば(山里亮太さんは「生まれ変わったら宝塚の娘役になる」と公言している)。私、それ観に行くわ」

実咲「まぁ様はやりきったんですね。満喫したってことですよ！」

朝夏「そう。満喫した。あれよりいい宝塚人生はないと思うから、私はもう満足です」

――最後に配信を楽しみにされている皆様へメッセージをお願いします。

朝夏「私たちの素がだいぶ出ています...。出ていると言うか、出ちゃった番組です。山里さんのトーク力に私たちも乗せていただいてとっても楽しかったですし、それを視聴者の皆さんも一緒に楽しんでくださったら嬉しいです」

実咲「私も『あの時はああ思っていたのか』『ああいうことがあったのか』と、今回のお話と照らし合わせながら、また作品のDVDも観ていただいて、その作品のファンになったら、今の宝塚も観に行っていただけたりすると嬉しいです。やっぱり、宝塚って永遠だなと思いました」

文＝中村実香

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