超特急・柏木悠が主人公の感情の振り幅を巧みに表現！初の単独主演ドラマ「ゴーストヤンキー」

2025.4.27(日)

メインダンサー＆バックボーカルグループ「超特急」のメンバー"ハル"こと、柏木悠が主演を務めるドラマが「ゴーストヤンキー」だ。

柏木は超特急のメインダンサー。超特急は"列車"にちなんでメンバーに番号ならぬ"号車"があり、柏木は「14号車」となっている。2022年、結成10周年を迎えた超特急が新メンバーオーディション「超特急募」を開催し、同年8月8日の「8号車(超特急のファンの総称)の日」に4人が加入。柏木はその中の1人だ。

柏木は2018年にスカウトされて芸能界入りし、EBiDANのメンバーとして活動した後、超特急に加入。加入前の2022年3月に放送された「福岡恋愛白書17『おはようマドンナ』」でドラマ初出演し、加入後の同年9月に放送された超特急主演のドラマ「超特急、地球を救え。」にハル(本人)役で出演している。その後、2023年9月から11月にかけて放送されたドラマ「君には届かない。」では前田拳太郎とW主演を務め、そして2024年4月から5月にかけて放送された本作「ゴーストヤンキー」で初の単独主演が叶った。

■人生に絶望した男子高校生の感情の変化や成長を柏木悠が見事に表現

「ゴーストヤンキー」は、人生に絶望した男子高校生が、ひと癖もふた癖もある"昭和ヤンキーの幽霊たち"と出会い、切磋琢磨しながら霊界の不思議な騒動を乗り越えていくという物語。

柏木が演じる主人公・風町トゲルは陸上部の花形選手で、オリンピック出場も有望視されていた。しかしケガをしてしまったことをきっかけに、陸上選手としての夢も絶たれてしまうと、周囲の目も一変。これまで羨望の目を向けられていたが、同情、さらには見下した態度を取られるようにもなってしまった。生きることに絶望したトゲルは、自ら命を絶とうと車道に飛び出し、轢かれた...と思った瞬間に意識がなくなり、気がつくと"幽霊"になっていた。そこで出会ったのが、40年前に交通事故で亡くなったヤンキーグループ「わんぱく団」のメンバーたち(福澤侑、小坂涼太郎、寺坂頼我)。学ランを着た昭和の雰囲気漂う彼らは成仏できずにこの世に留まっていたが、彼らの死の原因が事故ではなく、誰かによって殺されたことが分かり、トゲルも真相解明を手伝うことに...。

柏木が演じるトゲルは絶望して幽霊になってしまうわけだが、わんぱく団のメンバーと出会ったことで徐々に変化していく。昭和のヤンキー高校生だった彼らの真っ直ぐさ、熱さ、そして友達思いな彼らの絆の強さに感化され、トゲルもどんどん積極的になっていった。そんな感情の振り幅が広いトゲルを、柏木は巧みに表現し、トゲルの気持ちの変化、成長を全5話の中でしっかりと見せ、視聴者をこのドラマの世界に引き込んでいる。

笑いあり、涙あり、青春感もたっぷりなハートフルコメディ「ゴーストヤンキー」で俳優としての才能をさらに開花させた柏木。現在放送されている森香澄とW主演を務める連続ドラマ「年下童貞くんに翻弄されています」では初のラブコメに挑戦しており、また新たな一面を見せてくれている。"俳優・柏木悠"の注目度が高まる今、「ゴーストヤンキー」でその多彩な演技を楽しんでもらいたい。

文＝田中隆信

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