ユー・シューシン(虞書欣)が「蒼蘭訣」の制作陣と再タッグ！ディン・ユーシー(丁禹兮)の「好感度マイナス200％」からの逆転愛にもじれキュン...

2025.4.17(木)

ワン・ホーディーやジャン・リンホーといったスター俳優を生み出し、中国全土で"蒼蘭訣ロス"を巻き起こした2022年の大ヒット時代劇「蒼蘭訣(そうらんけつ)～エターナル・ラブ～」。このドラマで純粋無垢な"落ちこぼれ仙女"を演じたユー・シューシン(虞書欣)も一躍トップ女優へと大ブレイクを果たした。

そんな彼女が、「蒼蘭訣」の制作陣と再びタッグを組み、小説の世界にトリップしてしまうヒロインを好感度たっぷりに演じたラブコメ時代劇が「永夜星河(えいやせいが)(原題)」(5月22日(木)より衛星劇場にて日本初放送)。しかも相手役が「花の都に虎(とら)われて～The Romance of Tiger and Rose～」(2020年)や「今宵、若様は恋におちる」(2023年)のディン・ユーシー(丁禹兮)とあって、昨年11月に中国で配信されるやいなや大きな反響を呼んだ。

ユー・シューシン＆ディン・ユーシーといえば、2021年の現代ドラマ「月光変奏曲～君とつくる恋愛小説～」でイケメン作家と新米編集者の極甘ロマンスを演じて人気を博したドリームカップル。再共演となった今作は、現代を生きるヒロインが歴史ファンタジー小説の世界にトリップし、その中でツンデレ男子と恋のミッションを繰り広げるというユニークなストーリーが展開する。

会社員の凌妙妙(ユー・シューシン)は、ブラックな職場で休日も働かされてヘトヘトに。唯一の心の慰めは大好きな作家・浮舟の作品を読むことだが、待望の新作小説「捉妖」がネガティブかつ稚拙な内容でガッカリ...。怒りのコメントを投稿しようとしたところ「捉妖」の物語世界にトリップしてしまい、小説の中の悪役女子・林虞となって妖怪ハンターたちと旅をすることになる。

現代に戻るには、"システム"に言い渡される任務をすべてクリアしなければならない。妙妙は、凄腕ハンターの慕瑶(ジュー・シューダン)、慕瑶以外誰も信じないへそ曲がりの弟分・慕声(ディン・ユーシー)、品行方正な貴公子・ 柳拂衣(ヤン・シーゾー)とともに最強妖怪・怨女を倒す旅を続けながら、その一方で"慕声を本気で惚れさせる"という極秘任務にも挑むことになる...。

心優しく聡明な妙妙は、小説内の悪女キャラ・林虞が起こした悪意ある行動を誰も傷つかない方向にアレンジしながら任務をクリアしていく。しかし、慕声から見た林虞(中身は妙妙)の好感度はマイナス200％と最悪。現代に戻りたい妙妙は、敵意むき出しの慕声の心を開かせようと奮闘する。

ポジティブで屈託のないヒロインを演じさせたらピカイチのユー・シューシンが、勇気と思いやりを持ち合わせた元気娘・妙妙を好演。それと同時に、小説内の悪女キャラ・林虞のシーンでは、ずる賢く抜け目ない邪悪な表情も見せ、2面性で惹きつける。

そんな妙妙とツンデレな慕声の相性も抜群！2人が顔を合わせればバトルを繰り広げる序盤は特にコミカルでテンポもよく、師姉の慕瑶だけを信頼する慕声に、「姉を傷つけた者は死あるのみ！」と何度も斬り殺され、そのたびに生き返ってミッションをやり直す妙妙のガッツあふれるトライも楽しい。

ストーリーが進むにつれ、慕声が妙妙に少しずつ好意を抱き始め、マイナス200％だった好感度が上がると、慕声がデレる瞬間も増えていく。慕声を本気で心配する妙妙に「お前のおかげだ」と言いかけた慕声が「お前は大馬鹿だ！」とごまかしたり、道中ではぐれて怖がる妙妙に「はぐれないためだ！」と言い訳しながら恋人つなぎしたり...と、胸キュン場面も急増！最後は、小説の世界と現実がクロスオーバーする癒やしと感動のエンディングが待ち受ける。

メインカップルの2人だけでなく、「恋狐妖伝～ファースト・ラブ～」のジュー・シューダンと「月光変奏曲」にも出演したヤン・シーゾーのサブカップルの人気も高く、"番外編"として4人が中国南部の離島でさまざまなチャレンジをする2泊3日の旅行バラエティ番組も放送されたほど。そんな4人の尊い絆が育まれる冒険譚はもちろん、ユー・シューシン＆ディン・ユーシンの"じれキュン"なロマンスに見悶えながら、心躍る異世界トリップを堪能したい。

文＝酒寄美智子

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