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松村沙友理「お姫様だっこは人生初」、駒木根葵汰と胸キュンシーン奮闘中のドラマ「やぶさかではございません」

2025.4.16(水)

「やぶさかではございません」出演の松村沙友理、駒木根葵汰
「やぶさかではございません」出演の松村沙友理、駒木根葵汰

カフェで働く恋に奥手なアラサー女子・不思議麻衣(松村沙友理)と、男女関係なく人との距離感近めな年下男子・上下亮(駒木根葵汰)がおりなす胸キュンラブコメディーのドラマ「やぶさかではございません」が、テレ東系で放送中だ。カフェで働く2人は、ある日をきっかけにお互いを"観察"し合う関係に。次第にお互いのことが気になり始めるも、不器用な彼らの恋は一筋縄ではいかず――。

今回はそんな2人を演じる松村と駒木根にインタビューを行い、役作りのポイントや胸キュンシーンの裏側、ドラマに絡めたパーソナルな質問に答えてもらった。

亮(駒木根葵汰)から麻衣(松村沙友理)への不意打ちキスにドキッ!
亮(駒木根葵汰)から麻衣(松村沙友理)への不意打ちキスにドキッ!

(C)「やぶさかではございません」製作委員会

――――今作は、ストレートなラブコメですが、台本を読んだときはいかがでしたか?

松村沙友理「私はもともと少女漫画が好きで、小さい頃からずっと読んでいました。このドラマはその"ザ・少女漫画"の世界観をそのまま実写化したようなラブコメで"ラブ"に欠かせないいろいろな要素が詰まっているなって。壁ドン、お姫様抱っこ...などキュンキュンするシーンもたくさん出てくるので、最初に台本を読んだときはちょっとドキドキしました(笑)」

駒木根葵汰「僕はラブコメ初挑戦で、台本を受け取ったときにまず表紙に驚きました。原作漫画の麻衣と亮のイラストがドーンと載っていて、今までこういう台本をあまり見てこなかったので。台本を開くと、松村さんもおっしゃった壁ドンやお姫様抱っこ、キスなどのシーンが僕的には大きな壁に感じて、これ、自分にできるかな...と、最初は不安になる気持ちもありました」

――――実際に撮影が始まって、そういうシーンはどうでしたか?

駒木根「松村さんや監督、スタッフの皆さんが助けてくださって、想像していたよりも心配はなく演じることができました」

松村「劇中で亮くんがしてくれるようなこと――壁ドンやお姫様抱っこって、現実ではあまりない状況だと思います。撮影中は私も麻衣さんになりきっていますが、そういうラブコメならではのことが体験できるのはちょっと楽しいです(笑)」

駒木根「え、お姫様抱っこってないんですか?」

松村「今までの人生で? ないですよー(笑)」

駒木根「そういうものなんですね。ちょっと話は逸れますが、そういういろんな"キュン"の中で女性が実際に一番ときめくものって何だと思います? 壁ドンはちょっと行き過ぎている気がするし、男が車道側を歩くのもサラッとだとあまり気づかれなかったりするのかなって」

松村「私はドアを開けて待ってくれるのがうれしいです。あとは...おんぶ! なんだかんだ一番密着していると思うんです。心臓と心臓が一番近い距離にある気がするけど、女性は後ろだからドキドキしていても顔を見られなくて済むのがいい」

駒木根「なるほど~」

松村「おんぶをされるシチュエーションといったら、お酒に酔って...みたいなのしかない気もするけど(笑)

駒木根「いやいや、『おんぶして』って言ったら男はみんなしますよ?」

松村「するかなぁ?」

駒木根「『足くじいちゃった』って言えばいいんですよ。そしたらもうスッ!と(笑)。僕ら男性はいつでも背中を貸します」

松村「駒木根さんは確かにおばあちゃんとか助けておんぶしてそう。めっちゃ想像がつきます。街で見たときに"あ、駒木根さん、また人助けしてるわ~"って(笑)」

駒木根「僕、どんなイメージですか(笑)」

――――ご自身の役を演じる際に意識したことは何でしたか?

松村「麻衣は恋愛以外なら何でも完璧で、人当たりもいいタイプですが、初恋にトラウマがあってなかなか恋愛に踏み込めません。普段の"仕事ができる"女子の感じと恋愛に奥手というギャップをどう演じるかはいろいろ考えましたし、こんなにすごい人なら恋愛もうまくできるでしょって思われないように、ああ、本当に恋はダメなんだ...という感じを表現できたらと思いました。ポイントは表情ですね。麻衣さんは"百面相"と言われているタイプで、私も劇中でいろいろ挑戦しています」

駒木根「松村さんの百面相は注目です。かなり振り切っていて、初めて見たときに"この人すごい!"と思いました。僕がもしこんなにキレイな顔で女優さんをだったらできないかも(笑)」

松村「あまり抵抗はなかったですね。自分がかわいいことをつい忘れちゃうというか(笑)、私がそんなんやっても、誰も何も思わんやろうって思って。それに、亮くんが普通の恋愛ではあり得ないような距離感でグッと来てくれたので、それに驚く...というところでは自然と引き出されたものもあるかもしれないです」

「やぶさかではございません」
「やぶさかではございません」

(C)「やぶさかではございません」製作委員会

駒木根「僕が演じる亮はフリーのITエンジニアで、世間的にはエリートの部類に入ると思いますが、男女関係なく人との距離が異常に近いんです。さらに恋愛もあまりうまくいかない。自分の感情に素直になりすぎてしまうところは目線や表情などで違和感なく演じられたらと思っていました。例えばアルバイトをするカフェのシーンでは、腰を屈めるよりもしゃがんじゃった方が人と近いかなとか。カメラを通して見るとまた違ってくるので、彼らしい距離感は現場で調整しながら作っていった部分もあります」

松村「結構な近さのときもありましたよね?」

駒木根「はい。鼻と鼻がくっつきそうでした(笑)」

「やぶさかではございません」
「やぶさかではございません」

(C)「やぶさかではございません」製作委員会

――――カフェを舞台に繰り広げられる今作ですが、お2人は普段、カフェに行きますか?

駒木根「僕はよく行きます。お散歩が好きで、朝は途中でコーヒーとサンドウィッチを食べたり、お昼は日替わりランチメニューのある店に通ってコンプリートしたり。ゆっくりと小説を読む時間も好きです。自分へのご褒美で、夜になるとちょっとしたワインバルのようになる店でお酒を楽しむこともあります」

松村「私はカフェに全く行かないんですよね」

駒木根「へぇ! 行ってそうですよね?」

松村「行く習慣がそもそもなくて、学生時代にたまに勉強しに行ったくらいです。でも最近、バスクチーズケーキをすごく食べたくて。オシャレなカフェにしか置いてないイメージなので、普段カフェに行かない私としてはそれが今ちょっとした悩みです(笑)」

――――麻衣はさまざまな資格を取得しているキャラクターですが、お2人が今取りたい資格はありますか?

駒木根「TOEIC満点! 家で英会話のアプリで勉強したり、英語のインタビュー動画を見たりして毎日頑張っています。海外でイベントもすることも多くなってきたので、そういうときに直接コミュニケーションが取れたら素敵だなって。宅建も夢ですね。でもそれは妹が頑張って目指しているみたいなので、いざとなったら任せようかなと思います(笑)」

松村「『愛玩動物介護士アドバンス』という、ペットがシニア期や介護が必要になったときのサポートに役立つ資格です。うちの犬はまだ5歳ですが、この先ずっと一緒に暮らしていく上で学んでおいて損はないかなって。同じような状況の方にSNSで情報を発信することもできたらいいなと思います」

撮影=市村円香 取材・文=川倉由起子 スタイリスト=櫻井かおり(松村沙友理)、千葉良(AVGVST)(駒木根葵汰) ヘアメーク=吉田真佐美(松村)、吉村健(駒木根)

放送情報

ドラマNEXT「やぶさかではございません」
放送日時: 4月16日(水)深夜0:30~
チャンネル: テレ東
※毎週(水)深夜0:30放送