ニュース王国

歌舞伎町の真ん中で即興ショー『THE EMPTY STAGE』が開幕!大盛況にバッファロー吾郎・竹若元博「外国の方も声を出して盛り上がっていた」

2025.4.14(月)

即興コントの新境地を切り拓いてきた『THE EMPTY STAGE(ジ・エンプティステージ)』が、4月11日に東急歌舞伎町タワー2階のエンターテインメントフードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」で開催された。

この日のステージには、バッファロー吾郎・竹若元博、なだぎ武、ダンビラムーチョ・原田フニャオ、トニーフランク、Everybody(タクトOK!!、かわなみchoy?)が出演。6人が織りなす、ここでしか見られない即興ライブに、会場は爆笑と熱気に包まれた。

左から、タクトOK!!、バッファロー吾郎・竹若元博、なだぎ武、かわなみchoy?
左から、タクトOK!!、竹若元博、なだぎ武、かわなみchoy?

■1年間のロングラン公演がスタート

『THE EMPTY STAGE』は、"台本なし、道具なし。あるのは芸人の腕とパフォーマンスのみ"をコンセプトに、観客からのお題をもとにしたトークショーや、即興コントを披露するライブ。

10周年を迎えた今年は、新体制が発足。初回から支配人を務めてきた千原兄弟・千原ジュニアが総支配人に、そして、即興コメディの本場・シカゴの名門「The Second City」でノウハウを学んだ竹若が、新たに支配人に就任することになった。

さらに節目の年を記念し、「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」にて、今後1年間、毎月第2・第4金曜日の20:00~20:30に無料公演を実施予定。新宿のど真ん中で、笑いあふれるライブパフォーマンスを披露する予定だ。

メモリアルイヤーの幕開けとなったこの日のライブでは、10年間で培ってきたさまざまな即興ショーが披露され、観客からのお題をもとに、肯定派と否定派に分かれてディベートを繰り広げる"ブーイェイ"ゲームでは、リズムに合わせて芸人たちが意見をぶつけ合います。良い意見が出たときには観客も一緒になって「ブー!(否定)」や「イェイ!(肯定)」を唱和し、会場が一体となって盛り上がる。

「ビール」のお題では、「ブー(否定派)チーム」のタクトが、わずか1ターンでビールの悪いところが言えなくなり敗北。「ビールっていいところしかなくない!?」と頭を抱えるタクトに、会場は大きな笑いに包まれた。

そのほかにも、観客からのお題をもとに1分間の即興コントを披露し、それを30秒、15秒、7秒、3秒、1秒と短縮していく「ハーフライフ」や、お題をもとに即興でラブソングを作る「一言のラブソング」など、多彩な演目で会場を沸かせた6人。

最後に竹若が「たくさんのお題をいただきありがとうございました!みなさんとともにつくった『THE EMPTY STAGE』でした!」と挨拶すると、日本人だけでなく海外の観光客からも大きな拍手が送られた。

■支配人・竹若の夢は「常設小屋をつくりたい」

イベント終了後の囲み取材では、「新宿カブキhall」での初開催に、芸人たちが手ごたえを感じた様子。なだぎは「海外の方が多くて緊張しましたけど、楽しんでいただいてた」と語り、竹若も「外国人の方も『ブー!』や『イエイ!』と、一緒に声を出して盛り上がっていた」と、嬉しそうに話す。

また竹若は、『THE EMPTY STAGE』のこれまでの歩みを回顧。「10年間はあっという間」としつつも、「アメリカから導入したんですけど、日本独自のスタイルに進化して、日本で最高の即興ショーになっている自負があります」と、つくり上げてきたステージへの誇りをにじませた。

最後に、今後の目標について聞かれた竹若は「常設小屋を目指しています。本場シカゴのように毎日、毎時間、即興ショーが見られる場所をつくりたい」と夢を告白。また、かわなみが「海外のコメディアンとコラボしたいです。エディー・マーフィーとコラボしたい」と目標をぶちあげると、竹若も賛同し、みんなで今後の『THE EMPTY STAGE』に夢を膨らませていた。

文=HOMINIS編集部

イベント情報

『THE EMPTY STAGE』 in 新宿カブキhall
開催期間:2025年4月11日(金)~2026年3月 第2、第4金曜日
開演時間:20:00~20:30
会場:東急歌舞伎町タワー内 エンターテインメントフードホール 新宿カブキhall~歌舞伎横丁
料金:無料 ※ステージ前の店舗にてお食事・お飲み物をご注文の上、お楽しみください