今田美桜、朝ドラ「あんぱん」共演の北村匠海は「何を投げても受け止めてくれる」
2025.4.3(木)

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」が、3月31日よりスタートした。
全世代が愛する「アンパンマン」を生み出したやなせたかしと、妻・暢夫妻をモデルにした本作。あらゆる波が押し寄せ、生きる意味すらも失っていた朝田のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)が、それでも夢を忘れず、"逆転しない正義"を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの軌跡を描く。
撮影が始まって半年がたった2025年3月某日、都内で取材会が行われ、今田が現在の心境を語ってくれた。
――クランクインから半年が経過いたしました。これまでの撮影期間で長らくのぶを演じてきた今のお気持ちをお聞かせください
「『もう半年も経ったんだ』と思うほどあっという間で、今はのぶが生活の一部になっています。普段撮影しているドラマや映画とはまた違って、長い期間(同じ役を)演じていますし、現場の空気も含めてとてもナチュラルにのぶになれている気がしていますね。
たまに現場でも『(撮影期間が1年間のため)あと半年しかないね』と話すのですが、全身全霊を注げて、充実した日々を過ごせているのは、やはりキャストの皆様、スタッフの皆様のおかげだなと感じております」
――半年間にわたって演じているのぶについて、どんなことを感じていますか?
「もちろん、『ハチキンおのぶ』、『韋駄天おのぶ』と呼ばれているように、男勝りで元気いっぱいなキャラクターではあるんですけど、感情豊かなところがあって、人の悲しみともしっかり向き合うところは彼女の魅力なのかなと思います」
――長らくキャストやスタッフの方と撮影を共にしてきたと思います。そんな現場の雰囲気について教えてください
「いざ本番スタートとなると皆さん集中して臨まれるんですけど、それ以外は、それぞれのほほんとしています。
朝田家のシーンは、結太郎さん(加瀬亮)、羽多子さん(江口のりこ)、くらばあ(くら/浅田美代子)、釜じい(吉田鋼太郎)、蘭子(河合優実)、メイコ(原菜乃華)...とそれぞれキャラクターがいますけど、演じられてる皆様の人柄が出ている感じがしますし、撮影を進めていくうちにそれぞれのキャラクターとキャストの方々の雰囲気が『ちょっと似てるな』と思うようになりました。にぎやかで、のほほんとしているこの空気感があるおかげで、毎日撮影が楽しいです」
――そんな「のほほんとした空気」は最初からできあがっていたのでしょうか?
「そうですね。皆さんはどうか分からないですけど、私は割と初めましての方も多かったので、そういう意味での緊張はありました。ただ、穏やかな空気は最初からあって、それは皆さんの持つ人柄から生まれたものだと思っています。
なかなかないことなんですが、準備期間、クランクイン、そして今も、常にホッとした気持ちでいられるのは、最初からその空気を作り上げてくださっているチームの皆さんのおかげですし、本当に助けてもらっているなと思います。常々、『愛のある現場だな』と感じていますね」
――演じられているキャラクターとキャストが似ているとのことですが、今田さんご自身は「のぶと似ているな」と思うことはありますか?
「脚本を読んでいると、のぶさんの明るさ、ど真ん中にあるブレない芯の強さ、周りの人を巻き込んで引っ張っていく力など、憧れる部分がすごくあるんです。私も明るいとは言われますが、『自分もそうなりたい』という気持ちになるからこそ、"似ていたい"とは思います(笑)」

――憧れの話がありましたが、のぶと嵩の関係性について、憧れる部分はございますか?
「数いる同級生の中で、男女だけど、これほどいろんなものを超えて分かり合える関係って、すごくうらやましいなと思います。あるシーンで、のぶが嵩に対して『うちが守っちゃる』と言葉をかける場面があるんですけど、(その場面だけ見ると)彼女のエネルギーで嵩を引っ張っているように見えますが、じつはそんなこともなくて...。
嵩がいるからこそのぶがそうなれる部分があるし、のぶが困ったら、嵩がさりげなく手を差し伸べてくれるんです。性格は反対だけど、ふたりにしか分かり合えない"何か"はあるし、お互いを支え合っている関係だなと思いますね」
――北村さんとは6度目の共演となります。今回、夫婦役を演じられますがいかがですか?
「これまでは何度も救ってもらう彼女役(映画『東京リベンジャーズ』)などでしたが(笑)、『あんぱん』では、幼馴染であり、その後に夫婦になる距離の近い役。今回のお相手役が北村さんということで、すごく安心感があります。
北村さんって、現場を俯瞰で見ていて、誰かが困っていたらすぐに気づいて助けてくださる優しい方なので、嵩と通ずる部分があるんです。そういう方だからこそ、私もラクに肩の力を抜いて演じられますし、何を投げても受け止めてくれるので、これまで以上に遠慮なくやらせていただいています」

――座長として心がけていることがありましたら教えてください
「そうそうたる皆様なので、自分が座長としてできることは本当に少ないとは思うんですが、ただ、やなせさんの作品がそうであるように、『あんぱん』も前向きで温かい作品だからこそ、現場もそうでありたいなと勝手に思っています。なので、自分も常に穏やかで心広くありたいなとは思いますね」
――今よりも女性が生きにくい時代にのぶは夢を追いかけます。作品を通して、夢を追い求める人にどんなメッセージを伝えられると思いますか?
「今も昔も変わらないのは『諦めない』ということだと思います。私もこの道に進みたいと夢を持ったとき、両親を説得するのに勇気が必要でしたし、諦めなくてよかったなと本当に思っています。
諦めなかったら何か道は開けるし、その気持ちがないと叶うものも叶わないので、諦めずに頑張り続けるのぶを見て、勇気を持っていただけたら嬉しいです。(本編では)のぶが釜じいを説得するシーンがあるのですが、私もそのシーンを演じながら、当時の自分のことを思い返していました」
――作品を演じるなかで「アンパンマン」に対するイメージは変わりましたか?
「変わりましたね。『アンパンマン』は小さいころから大好きでしたし、いつ覚えたのかも記憶にないくらい歌も口ずさめますし、当たり前にいてくれる存在だと思っています。ただ、朝田のぶをやらせていただくなかで、そこまで深く考えていなかったことがたくさんあることに気づいたんです。
演じるなかでも『もしかしたらやなせさんは、こういうことを伝えたかったのかな』と考えるようになったり、『生きる喜び』についても、本当に深く深く包み込むように伝えてくださっていたんだな、と思うようになったり...。作品も大人になってから見るとまた捉え方が全然違う。やなせさんが『大人と子供は変わらない。同じ人間だから』とおっしゃっていたのを拝見しましたが、だからこそ、こんなにも長く愛される作品になっているんだなと感じました」
――今田さんは、過去に『おかえりモネ』にもご出演されていますが、"朝ドラ"にご出演することへの想いについて教えていただければと思います
「半年間毎日朝に放送されるドラマってほかにはないし、忙しい朝にこれだけたくさんの方がご覧になる番組って、やっぱりすごいなと思うんです。そんな朝ドラに主人公として出させていただけるのは、すごく嬉しいですし、責任感を持って毎日挑みたいなという気持ちがあります。
『おかえりモネ』に出演したときは、東京編で途中からの参加だったんですけど、当時、祖母も両親もすごく喜んでくれました。今回はヒロインということもあって、さらに喜んでくれましたね。身近な家族が喜んでくれるのは嬉しいですし、そういう作品に出られるのは、誇らしい気持ちにもなります」
取材・文=浜瀬将樹 写真=MISUMI
ヘアメイク=渡嘉敷愛子
スタイリスト=Takanohvskaya
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ドレス\85,800、腰に巻いたパーカー\96,800(ともにアワー レガシー/エドストローム オフィス 03-6427-5901)
右指のリング\50,600、左指のリング55,000(ともにサピア バハール/フィルグ ショールーム 03-5357-8771)
レースアップヒール\43,000(タープ tarp.objects@gmail.com)
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放送情報
連続テレビ小説「あんぱん」
放送局:NHK
放送日:毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか 全26週(130回)
*土曜は1週間を振り返ります
脚本:中園ミホ
出演者:今田美桜、北村匠海ほか
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