「オオカミ狩り」の強烈なビジュアルが反響を呼ぶソ・イングク、8年前の貴重なバラエティで見せた驚愕の「サバイバル能力」
2023.3.14(火)
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壮絶なバイオレンス描写で韓国を騒然とさせた、ソ・イングク主演のサバイバルアクション映画「オオカミ狩り(Project Wolf Hunting)」(4月7日(金)より日本公開)。この作品で、16kg増量という肉体改造に加え、全身タトゥー姿のイングクが体現した狂気のキャラクターはとにかく強烈で、想像を絶するサバイバルの行方にも注目が集まっている。
"キス職人"の代表的な存在としてラブコメ作品の人気が高い一方で、近年では「空から降る一億の星」(2018年)や「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」(2021年)など、ミステリアスな役柄のイメージも強いイングク。だが実は、その素顔はかなりのサバイバル能力の持ち主。そんな彼の能力の一端が垣間見えた貴重な韓国バラエティ「ジャングルの法則 インドシナ編」(2015年)だ。
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(C)SBS
「ジャングルの法則」は、当時のライジングスターたちが大自然の中で自給自足しながら1週間を過ごす、韓国初のリアル・サバイバル・バラエティ。「インドシナ編」ではイングクの他に、"族長"のキム・ビョンマン、そして当時は徐々に俳優活動にシフトしていたZE:A出身のパク・ヒョンシクらが結集し、過酷な生存競争を繰り広げた。
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(C)SBS
この時期のイングクといえば、2014年にドラマ「王の顔」で時代劇初主演を務め、KBS演技大賞新人賞を受賞するなど若手の実力派俳優として頭角を現した頃。同年には、歌手として日本デビューを果たし、第28回日本ゴールドディスク大賞でB.A.Pらと共に「ベスト3ニュー・アーティスト賞(アジア部門)」も受賞するなど、まさにスターダムへと駆け上がっている真っ最中だ。そんな彼が、華やかなステージとは真逆のジャングルで格闘し、豪快なサバイバーっぷりを見せている。
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(C)SBS
メコン川では初めて見た現地の伝統船を難なく乗りこなし、長い漁具を手際よく設置(しかし最後には船がひっくり返る...という最高のバラエティショットも)。漁に出れば、父親譲りという釣りの才能を活かして立派な魚を釣り上げ、"ジャングルのシェフ"ことレイモン・キムの夕食準備を手伝って、鮮やかな包丁さばきで釣ったばかりの魚を調理する。
さらにバナナやマンゴーなど果物をせっせと集め、噛みついたら離れない凶暴なアリたちから食料を守る頼れる一面も。食事をする時は豪快にかぶりついて仲間たちを驚かせるほど旺盛な食欲も見せており、細身の体つきからは想像もできないサバイバル能力で、圧倒的な存在感を示している。
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(C)SBS
さらに、ジャングルでヘビに遭遇すれば、ペットでヘビを飼っていたという経験を踏まえて「このヘビは噛まないよ」と仲間にアドバイスしたかと思えば、「このヘビを連れて帰ったら、みんな喜ぶかな?」とワクワク顔すらして見せる。イングクの"爬虫類愛"は、当時韓国で初放送された時にも意外性を持って受け止められ、大きな話題となったほどだ。
過酷な環境下でも決して怖気づくことなく、いつも笑顔を忘れず飾らない魅力を放つイングクを見れば、クールで都会的な従来のイメージをきっと覆されることだろう。
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(C)SBS
チームのメンバーよりも少し早く旅を終えることになったイングクだが、最後には「"自然に戻る"ということがこういうものかと思った」とジャングルでの日々を思い浮かべ、「(今回のチームに)属して、その中で生きる意味を見た気がする」と振り返る場面も。その後は、パク・ヒョンシクがイングクのバトンを受け継ぎ、さらなる生存競争を繰り広げている点もまた興味深い。
「オオカミ狩り」での壮絶な生存競争が注目を集める今、8年前の"リアルサバイバル"で大活躍する若いイングクの姿を振り返ってみるのも面白そうだ。
文=酒寄美智子
放送情報
ジャングルの法則 インドシナ編
放送日時:2023年3月17日(金)14:30~
※毎週(金)14:30~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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